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未来は若者たちからやってくる

今日のおすすめの一冊は、オードリー・タン氏の『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)です。その中から「台湾では、地方から5Gを始める」という題でブログを書きました。

本書の巻末の方にこんな文章がありました。

日本では、社会を動かすのは政府の官僚や公務員の仕事だと考えられているのかもしれません。日本の官僚や公務員は、言うまでmなく優秀でしょう。中央官庁で働いている人たちや、まだ選挙権を持つ年齢になっていない15~16歳ぐらいの若者たちも、同じように重要なのです。
とくに15~16歳の若者たちはデジタルネイティブ世代で、生まれたときからインターネットやデジタルがありました。それに対して、私たちの世代は10歳から20歳ぐらいの間にそれらに触れたので、デジタルネイティブではなくて“デジタル移民”です。そう考えると、こうした分野においては、若い彼らのほうが「先輩」です。
“デジタル先住民”と言い換えてもいいでしょう。彼らがこれからの時代をリードしていくのは言うまでもないことです。だからこそ、彼らが政治に参加しやすくなるような環境を整えることが重要なのです。
未来は若者たちからやってきます。だから私も、デジタルネイティブのみなさんから学び、未来の方向性を指し示してほしいと願っています。必要とされるエネルギーやサポートを提供するのは私たちですが、未来の方向性を告げて、舵取りをしていくのは若いみなさんです。

だからこそ、日本全国どこでも教育が平等に受けられるインフラ、5Gが地方にこそ先に設置されるべきなのです。地方にいると、都会の子どもたちと勉強の格差がひらいてしまうと言われます。しかし、それを一挙に逆転させるのが5Gであり、GIGAスクールなのだと思います。

これは教育にだけ言えることではありません。地方の人口はこれからますます減っていきます。しかし、そんな中でももし5Gが地方から設置されたら、地方にいても全国レベル(というか全世界レベル)の仕事が難なくできるはずです。そうすれば、意欲ある若者が地元に残る可能性が高まります。つまり、デジタルを使って、地方の再活性を図れるということです。

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