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トラブルをプラスの出来事に変える

今日のおすすめの一冊は、西沢泰生氏の『どんなピンチも余裕で乗り切れ!』(王様文庫)です。その中から「ユーモアで乗り切る」という題でブログを書きました。

本書の中に「トラブルをプラスの出来事に変える」という心に響く文章がありました。

放送作家の鈴木おさむさん。 『帰れマンデー見っけ隊!』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『激レアさんを連れてきた。』『林修の今でしょ!講座』など、手がけている人気バラエテ ィ番組を挙げればキリがないほどの売れっ子です。 森三中の大島美幸さんとのオシドリ夫婦ぶりも有名ですね。

実は彼、1億円の借金を背負ったことがあるのです。 すでに放送作家の仕事がバンバン入ってノリにノッていた25歳くらいの時、 スポーツ用品店をやっていた父親から「実は、借金がある」と打ち明けられます。 その額は、銀行、消費者金融、ヤミ金、合わせて1億円。 ショックで仕事を1週間休んだら、心配したディレクターから電話があり、すべてを洗いざらい打ち明ける鈴木さん。 

すると、ディレクターからとんでもないひと言が......。 「来週、とりあえず会議に来て、その話、面白くしゃべってみろよ」 さすがの鈴木さんも、聞いた瞬間「この人、頭おかしいんじゃないか」と思ったとか。
でも、本当に会議でその話をできるだけ明るくしゃべってみたら......。 ウケてしまったんですね。 それで、「あれ? 僕のこの借金の話、面白いのかも......」と思ったら急にラクになって気力が湧いてきた。 それで、仕事をがんばって30歳になるころには全額返済を終えることができたのだそうです。

何かのビジネス書に、こんな言葉が出ていました。 「何か困ったことやトラブルに巻き込まれた時、一流のビジネスマンは、こう考える。『これはオイシイ!』」 普通の人がパニックになってしまうようなピンチでも、一流の人は、「これはいい経験になる」と考えてトラブル自体を楽しんでしまうという意味です。

『どんなピンチも余裕で乗り切れ!』(王様文庫)

中村文昭氏のこんな話があります。

20台後半の頃事業を始めようとしたが全くお金がありませんでしたそれで、高額所得者を片っ端から調べその人達からお金を借りようと思ったのですいつか本を書こうと思っていたのでこの経験が本のネタになると考えました。

そう思うと、すぐに借りることができてしまったら本のネタにはならないので「少なくとも100人には断られたい」と考えましただから、行って断られ、門前払いされてもまったく苦にならずむしろ、「おお!これでネタがまた一つ増えた」とうれしかったのです。

中村文昭講演会より

講演をしたり本を出版しようと思ったら、失敗や苦労はネタになる、といいます。ネタになると思ったら、失敗や苦労も、「苦」ではなくなります。

トラブルをプラスの出来事に変えることができる人でありたい、と思います。

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