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お金でなく信用の時代


今日のおすすめの一冊は、『心を鍛える』(堀江貴文&藤田晋/KADOKAWA)です。その中から藤田晋氏の「誰かのためにという視点」という題でブログを書きました。

本書の中に堀江貴文氏の「お金でなく信用の時代」という心に響く文章がありました。

現代は、お金ではなく信用の時代だ。今、多くの人たちと関わることができているという事実が、僕という人間の「信用」なのだと思う。 老後のためにせっせと貯金に励むのではなく、今の人間関係を豊かにするために、 時間や労力をもっと割いたほうがいいのではないか。
人が心を強くできるのは「誰かのため」という利他的な目的があるときだろう。「誰かの役に立てるかもしれない」という希望があるからこそ、毎日生きていて楽しいし、頑張ることもできる。
人は、絶対に1人では生きていかれない。オンライン上でもいい、「誰か」とつながったり、承認されたり、できれば力になって「喜びの感情を分かち合いたい」と願うものなのだ。 だから心を強くしたければ、人の輪を広げておくことだ。
もう1つ。僕は「ゼロ高」(ゼロ高等学院)を主宰している。「座学を目的とせず、行動を目的とする」をコンセプトに、「人生をかけて本当にやりたいことを見つける」を教育方針として掲げる学校だ。
まだ高校を卒業していない人だけが入学できる学校で、神奈川県にある広域通信制高校「鹿島山北高等学校」と教育提携している。必要な単位と在籍年数をクリアすれ ば、高校卒業の資格を取得することも可能だ。
学校顧問には、著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を10上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)で有名な坪田信貴さんや、元リクルートで東京都初 の民間人校長を務めた藤原和博さん、講談社時代に『ドラゴン桜』などの編集を担当 した佐渡島庸平さんなど、錚々たる専門家を迎えた。
学生時代なんて、人生のうちのほんの一瞬だ。その「一瞬」でつまずいてしまうだけで将来が不幸になるという、既存の日本の教育制度で起こりうる問題を変えていきたいのだ。
もし、あなたが心を強くしたいなら、まず誰かを応援するのもアリだと思う。 「他人のためなんかに自分のリソースを費やして何になるのか」と笑う人がいるかも しれない。 でも、それは回り回って、必ず自分のもとに戻ってくる。
「心を強くしたいから」とパワーストーンの数珠をジャラジャラつけてしまう人。「不安だから」と占いに大金を注ぎ込んでしまう人。 そんな人は、結局「自分以外の何か」に頼りたいんだと思う。
心の深いところで「誰かに決めてほしい」「心地良いことだけを言ってほしい」「自分に都合の良い結果だけが欲しい」という欲求があるように思えてならない。 そうした場合は、どんなに小さなことでもいいから「誰かの役に立つこと」を見つけて、尽力してみたらいいと思う。 誰も損しないから。 それに、誰もがそんなマインドになれば、世の中はもっと良くなる。

本書は、藤田晋氏と堀江貴文氏のリレー式バトン手渡し式の文章構成になっています。特に創業の頃の超人的な働きぶりは、これから起業する人たちにとっては必読書ではないかと思います。

大きくなってしまうとわかりませんが、創業の頃は、会社を軌道に乗せるため、誰もが大なり小なり、寝る時間以外はすべて仕事という状態になるのだということがよくわかります。

藤田晋氏と堀江貴文氏の違った面が見られるこの一冊、一度は読んでみる価値があるかもしれません。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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