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「運と徳」を高める方法

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『人間における 運とツキの法則』(致知出版社)です。ブログも本書と同名の「運とツキの法則」と題して書きました。

本書の中に『「運と徳」を高める方法』について、心に響く文章がありました。

徳を修める上での大事な心得を 『易経』も説いている。 

「身に反(かえ)りて徳を修む」 ――困難に遭う。失敗する。 そういう時は自分に原因がないかを反省する。 それが徳を修めることになるという。 

松下幸之助氏はこの言葉を生涯実践した人である。 氏はいう。 「ぼくは物事がうまくいった時は 皆のおかげ、 うまくいかなかった時は すべて自分の責任と思っていた」この言葉の実践反復から氏の徳は生まれ、高まっていったのだ。 

徳を高めるには徳を損なう道があることも 知っておかなければならない。

 『孟子』の言葉に耳を傾けたい。 「自ら暴(そこな)う者はともに言うあるべからざるなり。 自ら棄(す)つる者はともに為(な)すあるべからざるなり」 

自ら暴う者はやけくそになる者。 自ら棄つる者は捨て鉢になる者。 そのような者とは共に語り、 為すことはできないというのだ。 自暴自棄になる時、 運命は坂道を転げ落ちるように悪くなる。 心したい。

最後に、『致知』が四十年の取材を通じて教わった 徳を高める方法 ――それは与えられた環境の中で運命を呪わず、 不平不満をいわず、最高最善の努力をすること。 仕事のジャンルを越えて 一流といわれる人たちは この一点で共通していた。 運と徳を高める根幹をここに見る。

ノートルダム清心学園元理事長の渡辺和子氏は『置かれた場所で咲きなさい』という有名な言葉を残している。蒔かれた種は、文句を言わす、その場でただひたすら咲く。

どうにもならないような絶望的な時、そこに一筋の光を見出すことができる人が、人生の花を咲かせることができる。

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