今日のおすすめの一冊は、土肥潤也氏の『わたしのコミュニティスペースのつくり方』(ユウブックス)です。その中から「コミュニティスペースのつくり方」という題でブログを書きました。
本書の中に「市民参画による公共空間づくり」という興味深い文章がありました。
昨今、パブリックなものに対する市民のクレームは多い。たとえば、公立の学校に対する父兄のクレーム、あるいは、公立病院に対するモンスタークレーマー等々。もちろん、クレームは私企業に対してもあるが、とりわけ相手が公共のものだとそれがエスカレートする傾向にある。
クレームが続けば、公共のサービスは減らした方が無難だ、という流れになってくる。それは、人口減によっても加速される。これからの時代に大事なのは、多くの人たちが、公共に対してお任せではなく、自らが積極的に関わっていくという意識を持つことだ。
今後、公共に対する考え方は大きく変わっていくはずだ。そして、市民参画による公共空間づくりが益々必要となってくる。
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