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変化は加速する

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『眼力』(サンマーク出版)です。その中から「時代は変わったんだ」という題で書きました。

「時代が変わった」という堺屋太一氏が書いた本があります。今から20年前の2001年に書かれた本です。たぶん、40年前も、100年前も、その時代の識者は、「時代は変わった」と言っていたと思います。そうなんです、人類の歴史を考えると、変わらなかったときなどありませんでした。

そして、それは、ダーウィンの名言、『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』という言葉にすべて言い尽くされています。

行徳哲男氏の「変化」についての言葉があります。

変化は加速する。今や十年一昔などあり得ない。一年一昔、いや、一か月一昔、十日一昔と言ってもいい。このような激変の時代に対応するには「今泣いた烏(からす)がもう笑う」子どものようなしなやかさで臨まなくてはならない。禅的な境地が必要だ。それが変化の加速を見事に捉え切る秘訣である。
変化は断続する。切断されているから至るところに崖がある。だから、いつでも身軽に翔べることが大事である。このような時代に重い荷物を持っていては翔べはしない。ゆえに、いろいろな持ち物を捨てたり忘れたりすることが必要である。これからは「忘」と「捨」の時代である。
変化は波及する。波及の時代にあって経営者は経営学の勉強をしすぎてはいけない。むしろ経営学以外の勉強をし、裾野を広げることによって波及する変化をつかまえ、味方にすることができる。文学や芸術や歴史、そして趣味の世界である。
変化を味方にできる人間こそ、二十一世紀に生き残る人間である。変化の時代を生き抜くためには二つのことだけあればいい。一つはイマジネーション、もう一つは情熱。この二つがかみ合ったとき、混迷の時代はおもしろい時代に変わる。


デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉があります。「ITの浸透が、商品やサービス、ビジネスモデルや、組織、企業文化など、企業や人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念です。ITやAIの出現により、すべての変化が加速しています。

しかし、こんなにも明白に変化の波が押し寄せているのに、新しいことを勉強しようともしないし、好奇心も興味も失っている人がいます。変化に対するモチベーションを失った人は、今後ますます、厳しい生き方を選択せざるを得なくなります。これは、年齢を問いません。しかし、逆に「変化」をワクワクして受け入れることができる人は、生き残ります。
変化は加速するという言葉を心に刻みたいです。

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