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運のいい人


今日のおすすめの一冊は、渡部昇一氏の『渡部昇一 一日一言』(致知出版社)です。その中から「読書が人を強くする」という題でブログを書きました。

本書の中に「運のいい人」という心に響く一節がありました。

運のいい人はものすごく苦労する道を選ぶ。そして、失敗したら、その原因は自分にあると考える。全部自分のせいにする。悪いことがあったら、全部自分が至らなかったからだと考える。 たいへんな大成功者になればなるほど、 自分は運が良い人間だと強く思い込むようだ。
実際に、そう思っている人ほど運がよくなる確率が非常に高い。よくないことがあっても理屈は考えずに、 自分の幸運を強く感じる習慣をつける。これが幸運を引き寄せる一つの大切な要素ではないかと思う。
勝負の帰趨はそのときの運に左右される。運というのはあるのかないのか。あるようでもあるし、ないようでもあるが、なにがしの気配が働いて運を左右するということはありそうだ。そのなにがしの気配を働かせて福運を招き寄せるものはなにか。結局、そういう目に見えないところでの行為、目に見えないところで尽くす誠実、といったものなのではないでしょうか。

失敗したら人のせいにせず、全部自分が悪いのだと思う人は「当事者意識」の強い人です。逆に、当事者意識の低い人は「自己肯定感」が低いのが特徴です。責任感が薄く、言い訳も多くて、なにごとも他人事と捉えてしまいます。まあ、確かに、こういう人の運は悪いだろうな、とすぐにわかります。

目に見えないところで尽くす誠実とは、「お天道様は見てござる」ということですね。

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