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人生は逆張り

今日のおすすめの一冊は、日野田直彦氏の『東大よりも世界に近い学校』(TAC出版)です。その中から「今の学校はオワコンです」という題でブログを書きました。

本書の中に「人生は逆張り」という心に響く文章がありました。

卒業式の式辞で箕面や武蔵野の高校生に伝えてきた内容を抜粋します。 

一【本を読もう】年間3万ページ読んでください。最初は乱読からはじめてください。やっているうちに、わかる日がきます。知識は人類最大の武器であり、防具です。 

二 【深呼吸をしよう】ある音楽バンドも「どうにもならないことは、どうでもいいこと」と歌っています。つらいときは、少し立ち止まって、少し高いところから見てください。前のめりでは気づかないこと一歩下がることで見えるものがあるかもしれません。 

三 【旅に出て視野を広げよう】 アウェー体験を積み重ねてください。「旅」とは、物理的なものだけではありません。異な る価値観や考えに若いうちに触れることで、自らの「幅」を広げることができます。それが、 あなたの人生をより広く深く、豊かなものにしてくれます。 

四 【素直でいよう。叱ってくれる人を大切にしよう】 素直になるのは本当にむずかしいです。しかし、事をなす人たちは、他者の意見を聞き、そ れを実行することをくり返してきています。それが、大きな成長につながります。 

五 【できない理由より、実行するための方法を考えよう】 できない理由を考えるだけではなんの問題も解決せず「他人事」の人生を歩むことになりま す。「自分の人生」を歩むためにも、実行するための方法を考え、「失敗」を積み重ねてください。すべてあなたが主人公の物語なのですから。 

六【礼儀と感謝を大切にしよう】 礼儀と感謝をもって接する。本当にすてきな人は、人によって使い分けるのではなく、つねに礼儀正しく、感謝を忘れません。 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。

七【下積みを大切にしよう】 成功する人たちは等しく、人がいやがる仕事を自分から率先して実践してきました。派手な 仕事やSNSの話題よりも、みんなからもれてきた仕事を自分から楽しんで拾いつづけることで見える世界があります。そして、その姿をかならず見ている人がいます。

八【チャンスは一度しかこないから大切にしよう】 「人生の転機は3回しかない」といわれます。本当かどうかわかりませんが、与えられたチャ ンスで「決断」するタイミングがかならずきます。その感性を磨いてください。 

九【思い込みやレッテルを貼らないようにしよう】 つねに公平に物事を見て、正確に判断する。うわさ話や「みんながいっている(思っている) から正しい」を乗り越えたところに真実があります。 

十【人生は逆張り】 「みんながこうするべきだといっている」と感じているときは気をつけてください。反対側に 答えがあることが、大人になればなるほどよくあります。たまには、「みんなとちがうことを やる」「変人とよばれてみる」「常識を疑ってみる」ことをしてください。

これからの時代は、「みんなと同じ」という思考になったときは、気をつけなければならない。それはつまり、「思い込みやレッテルを貼らないこと」であり、「人生は逆張り」の考え方を突き詰めることだからだ。

そして、出口治明氏のいう「人・旅・本」を大事にすること。

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