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人の見抜き方

今日のおすすめの一冊は、『世界の名言100』(総合法令出版)の中から、西堀栄三郎氏の「石橋を叩いたら渡れない」という題でブログを書きました。

本書の中に「人の見抜き方」という心に響く文章がありました。

《人の見抜き方》人が何を考えているかを最もわかるよい方法は、 彼らの行動を見ることだ。 口先の言葉にだまされてはいけない。(ジョン・ロック/哲学者・イギリス) 

口のうまい人ほど大したことを考えているわけではなく、実践もできない人であるのがほとんどだ。 テレビのニュース番組、バラエティ番組の司会者、コメンテーターを見るとよくわかる。 

アナウンサー出身、新聞記者出身、芸能タレント、学者などだが、いつも立派なことを言い、世の中を斬っているが、それは鋭過ぎるのかピンボケなのか、実践できないようなコメント、提言がほとんどだ。 

その人たちのこれまでの人生や、その後の人生の行動、実践をみれば、言っていることと、本当に自分のやろうとしていることは違っているのがわかる。 すべて営業トークだ。 やはり、ジョン・ロックが言うように、何を考えているかを知るためには、その人の行動、実践を観察するべきだ。 

孔子は、行動に加えて、その行動の原因、動機を見抜き、その行動の結果に対してどのように安心、満足しているかを観察すれば、人物は必ず見抜けるという。 こうして、その人の行動こそ、その人の考え、人間がよくわかるということになる。

どんなに勇ましいことを言おうが、カッコいいことを言おうが、その言葉に行動がともなっていなければ、その人は偽者だ。また、誰かが失敗をしたとき、「だから言ったことじゃない」と批判する人がいるが、人の結果を見て批判だけしている人は最低の人だ。

むしろ、行動した人の勇気を称えなければいけないのに、自分は安全地帯にいて、文句ばかりいう卑怯な人なのだ。「口先の言葉」にだまされてはいけない。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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