大学は生き残るために専門性を高める
今日のおすすめの一冊は、成毛眞氏の『2040年の未来予測』(日経BP)です。その中から「日本では学歴の意味がなくなる」です。
本書の中に「大学は生き残るために専門性を高める」という興味深い文章がありました。
英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は2021年9月、世界の大学のうち99カ国・地域の1662校を研究の影響力や国際性などの基準で順位付けした「世界大学ランキング」の2022年版を発表した。日本からは米国についで多い118校がランクインした。一方で上位200校に入ったのは東京大学と京都大学の2校にとどまり、中国や韓国を下回った。(高校生新聞オンライン)より
世界のトップ校は、1.オックスフォード大学(英国)、2.カリフォルニア工科大学(米国)、2.ハーバード大学(米国)、4.スタンフォード大学(米国)、5.ケンブリッジ大学(英国)、5.マサチューセッツ工科大学(米国)、7プリンストン大学(米国)
日本は、35.東京大学、61.京都大学、201東北大学、301.大阪大学、東京工業大学
18歳人口の減少により、日本では全国に約600校ある私立大学の半分が定員割れだと言われている。18歳人口は1992年の205万人をピークに、ここ数年は120万人となっている。しかし、2035年には98万人まで落ち込むと予想されている。大学進学率が今と同じとすると、60万人の大学入学者数は52万人まで減少する。
つまり、大学の存続はさらに厳しくなり、大学の統合や倒産時代が始まるということだ。特に、地方の大学の経営が悪化しており、43.3%にあたる145校が赤字だと言われている。
変化の激しい、予測のつかない現代は、大学だけでなく、企業の存続も難しい。今後、企業も大学も、自社の強みを生かして、専門性を高め、生き残っていくしかない。
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