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自分のいいところを探す

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『小林正観さんの「生きづらい」が「楽しい」に変わる言葉』(主婦の友社)です。その中から「自分の口から出てくる言葉」という題でブログを書きました。

本書の中に「自分のいいところを探す」という心に響く文章がありました。

「自分を見つめるというのがどういうことか、わからない」という質問を受けたことがあります。 どうすればいいかというと、自分で自分のいいところ探しをするのです。「自分で自分を見つめる」というのは、そういうことでしょう。
自分で自分がわからなくなってしまうのは、自分のあら探しをするからです。反対に「こんないいやつだったんだ」というのを、自分で自分の中をずっと見つめて探していく。 私は、自分のいいところ、好きなところを200個くらい書き出せます。自分で、「すごくいいやつだな」と思っています。ほかの人の評価は関係ない。誰が何を思っていてもかまいません。私には、このようないいところがある、というのを200個書き出せるようになると、人生をいじいじ考えないですみます。
人間は、誰でも未熟だから、あら探しをすれば、たくさんあることでしょう。私自身もたぶんあら探しをしたら、200個や300個は書けると思いますが、そういうのを考えないことにしています。 「自分で自分を見つめる」というのは、「いかに自分で自分に惚れるか」ということなのです。「いいやつだな」と思ったら人生が楽しくなります。
「自分で自分のいいところを、今いくつ挙げられますか?」と問いかけたら、いくつ 挙げられるでしょうか。1年後までに100個挙げられるようにしてみてください。 1年後に同じ質問をします。そのときには、「自分で自分がわからなくなっています」とは言わないと思います。

「自分で自分を見つめた」ということは、要するに 「自分のいいところ探しをした」ということ。あら探しをしないこと。 人間は、もともとろくなものではなく、大したものではないのだから、その大したものではない部分を探しても無意味なのです。大したものではないものが、「結構いいやつかもしれない」と見つめることが、自分探しになるように思います。
他人の評価で生きるのではなくて、自分の評価で生きるのです。そうすると、自分がよく見えてきます。 自分で自分が好きになって、「いいやつだな」と思うと、大晦日が楽しくなります。「今年1年、自分はどうだったかな」と振り返ってみて、「うん、結構いいやつじゃない」とか言って、自分の頭をなでてあげられそうです。 だから、自分のいいところを1年後には100個、2年後には200個挙げられるようになってみてください。 人生が楽しくなることでしょう。

いいところ探しは、「肯定」です。肯定すると、自分はとても大切な存在だという「自己肯定感」を高めてくれます。反対にあらさがしは、「否定」です。自分を否定すると「自分はなんて最悪だ、ダメなんだ」という自己否定感がどんどん高まります。

人は誰でも、「あなたはそのままでいいんだ」と全面肯定されると元気が出て、明るくなります。それを「咸宜(かんぎ)」といいます。「咸(ことごと)く宜(よろ)し」です。

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