エビデンス

では、こうだからこうって。
そればっかりいってる人って、しょうもない。
目の前で展開している医療が、どのレベルなのか、わからない人に、そんなこと言われても。
エビデンスで救える人はね、エビデンス通りで救えばよいさ。
エビデンスで救えない人に、どうやったらよりよく過ごせるか、本人が生きたいならどうやって向き合っていくのか、それが現場の医療です。
目の前の患者さんの中に未来の教科書がある。患者さん以上に医師が悩み苦しまないで、どうやってよりよい医療ができるねん。エビデンスを超えたところで勝負している医療、その積み重ねで未来の医療が切り開かれる、その覚悟をもって、目の前の患者さんと必死に向き合ってますか?
この自覚をもって、謙虚に必死に向き合っている人が、プロフェッショナルになれる、そう思っています。
現状満足したら終わり。だから、進歩できない、変わらない医療が展開される。 
勿論それを打破するために、基礎研究があり、臨床研究がある。だけど、臨床をするなら、目の前の患者さんに、それくらいの思いで向き合ってほしい。
患者さんはすぐにそれを感じとります。

若いコにも、上司にも、聞かせたい言葉。そして、自分にもいいきかせる。今日も頑張るぞ。

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