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日誌2020/7/23 麦茶の段

 暑い夏を乗り切るための必須アイテムと言ったら何だろう?

 人によって答えは様々だと思う。クーラー、扇風機、夏服、アイス、等々。人間の文明は偉大なもので殺人的な暑さでも何とか乗り切るための方法をいくつも用意してくれる。

 自分にとっての答えは麦茶だ


夏の友 麦茶

 冷やしておいしい飲み物というと大量にあるが夏になるととにかくほしくなるのが麦茶である。現在冷蔵庫に1.5リットル容器二本を待機させている。

 フルーツジュースや炭酸飲料、ビールもいいのだがどうしても味が濃くなりがちなので繰り返し飲むのはキツイものがある。

 その点麦茶は優秀だ。味はシンプルでさわやか。飽きが来るほど濃くもなく、何も感じないほど薄くもなくという絶妙な具合だと思う。舌にいつまでも味が残らないのがいい。値段もさして高くないので経済的だ。夏場はどうしても飲み物を取る回数が増えるのでそういう飲料がベストになる。

 冷やした麦茶に氷を入れてゴクッと飲み干す。のどを通る冷たさはすぐにさわやかさに変わる。外が暑い夏だからこそ味わえる極上の旨さだと思う。これを発明してくれた人に私は感謝しなければならない。


効能十分


 大麦の種子から作られる麦茶だが日本では平安時代から貴族が飲んでいたらしい。流行が始まったのは江戸時代に庶民に広まってからだという。

 「茶」というがカフェインが含まれていないうえに血流改善効果もあるのだとか。夏場の水分補給におすすめな理由は利尿作用がないからだとのこと。確かに麦茶を多めに飲んでもすぐにトイレに行きたくなるということはない。また他のお茶と比べると穏やかだが抗酸化作用もある。

 古代ギリシャの医聖・ヒポクラテスが薬の一種として麦茶らしき飲み物を書き残しているという。広い地域で昔から認識された飲み物であったらしい。

 ポピュラーな飲み物だが普及するだけの理由はしっかりあるということだろう。


暑さに負けず

 ただでさえコロナや大雨、不況の影響で人々が苦しんでいる時にも構わず夏はやってくる。しかも毎年少しずつパワーアップしているようにも思える。

 だが文句を言っても仕方がないのでできる限りの準備をする。麦茶の増産はもちろん氷の製造ペースも速めたほうがいいかもしれない。

 物心ついてからこれまで麦茶は夏を戦う相棒であった。彼が私の期待を裏切ったことはない。信頼する相棒と共に、私は暑さという敵を迎え撃つ。

 もうすぐ八月。今年も暑さとの戦いに打ち勝てるよう頑張るつもりだ。これが終われば涼しい秋。コロナがうまく静まってくれればどこか旅行にでも行きたいものだ。

 

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