保育人財・マネジメントフォーラム2022で学んだこと
みなさん、いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
カタグルマの大嶽です。
先日弊社主催のこちらのイベントが開催されました。
結果的に、キャンセルも出ましたが、申込ベースで116名となりました。
お申込いただいた皆様、ありがとうございました。
郵送DMなどの広告費をかけずに、講師の方々からご紹介いただいたり、既存ユーザー様などを主にご参加いただきましたが、それでも今回を機に初めて弊社との関わりを持つ方が45%もおられたというのは驚きました。
今回のフォーラムの主旨は、元々弊社設立の背景とも通ずるものがあります。
・少子化が深刻になり、益々子ども一人一人の力がこれからの日本の未来を支える。
・今日本の未就学児の70%は保育園、幼稚園、認定こども園などの保育施設に在籍しており、睡眠時間以外の70%を過ごしている。
・小学生においても6年生までの40%が学童や放課後等デイサービスで過ごしている
・その中で、子どもの能力は9歳で決まるという臨界期の考え方や、ペリー就学前プロジェクトに代表される通り、未就学児の過ごす時間と体験が将来の仕事や収入に最も影響を与えるという説がグローバルスタンダードになっている。
・つまり、日本の未来と子どもたちの豊かな人生はこの保育環境にかかっていると私たちは信じている
・しかし、その環境は、人材不足による負担増、離職増、それに伴い事故発生率は5年前の3倍近くに上がっている状況
・さらには保育士資格者全体の70%近くいる100万人ほどの潜在保育士の増加など、本当に多くの課題を多く抱えている
・子どものころから夢見た保育士や幼稚園の先生という仕事につくものの、やりがいや誇りが持てない、業界から離脱してしまう状況を変えなければならない
・人件費率が70%を超えるという他業界では類を見ない保育事業だからこそ、人財やマネジメントのあり方を常に進化させ、そのような子どもの育ちを支える人財が子どもの憧れであり続けることはもちろんのこと、社会全体の誇りとなる、そんな世の中を作ることが大切である
これが私たちのミッション、
子どもに関わる全ての人に新たな景色を。
さらに私たちのビジョン、
子どもの育ちを支える仕事を子どもの憧れから社会の誇りへ。
における背景になります。
そして、特に園長先生や現場のリーダーの方が日々子ども達、保護者のために保育の質向上を目指して職員の環境改善、育成、支援をしている中で、その考え方ややり方をさらに一歩前に進めていただくために何か一つでもヒントになればと思い、実施したのが、まさにこのイベントです。
改めてこのフォーラムのコンセプトは、
「保育現場の組織・人材育成の最適化を保育の質向上に繋げよう」
と定義し、開催をいたしました。
お陰様でアンケート回収率90%のうち、満足度94%という結果となり、主目的ではないにせよ、アンケート回答者全体の25%、既存ユーザーと体験中ユーザーを除く全体の40%の方から、弊社のサービス詳細説明希望やトライアル希望をいただきました。
一つ一つの講座内容については割愛しますが、最後のまとめ講座でもお伝えした通り、今回の人財、マネジメントのキーワードは、
「対話と共育」
だったと私個人的には考察をしています。
特に対話の質を高めるために、
1.理解
2.場
3.姿勢
4.役割
5.仕組み
という観点で各講師の内容を整理することが出来ました。
・自己理解を如何に高め、他者理解、相互理解を促進させる方法
・コミュニケーション機会として重要な会議のあり方と明日からできる工夫
・1on1の効果的、効率的に進める方法
・本部と現場の対話を円滑にする考え方
・スタッフの心理的安全性を高めるために上司が行うべきこと
・法人として明確な人材像、人材理念を持つためのあるべき姿勢
・成長の個別最適化を実現するためのデジタル活用
など、対話の質を高め、共育の組織文化を根付かせるための具体論からより上位概念の抽象論まで、幅広く学びを得た場だったからこそ、満足度も高かったのではないかと考えてます。
来年もさらにアップデートして実施したいと思っております。
最後に、当日ギリギリまで時間を割き、慣れないオペレーションの中、結果としてとても意義のある場を作ってくれたチームメンバーに感謝しかありません。
カタグルマのチームメンバー一人一人の想いをさらに感じた場になりましたし、改めて素晴らしいメンバーだなと心から感じています。
ありがとう!
ではまた。
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