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雪だるま

久しぶりに大雪が降った東京。
小さな雪だるまを作ってみた。


予想以上に気温が高く、夜には雨に

雪が降って嬉しいのは子どもの頃だけで、大人になると仕事への影響とかを考えてしまい、降らないで!と思ってします。

しかし、一度降り出してしまえば、一面の銀世界にワクワクする。
我が家の目の前は公園。
駐車場にも20センチ以上の雪が積もり、雪解けを兼ねながら雪だるまを作ろうかと思った。
でも、、あの人いい歳して雪だるま作ってるよ〜!と思われるのが恥ずかしくてやめた。

彼女がいて、彼女と2人で雪だるまを作っていれば微笑ましい。
僕の歳でも、子どもがいて、子どもと2人で雪だるまを作っていれば微笑ましい。
僕1人で雪だるまを作っていると、、かなり怪しい人。

仕方なく、玄関の前に小さな雪だるまを作ってみた。

作り終わって、写真を撮った時、僕の記憶が一気に過去へ飛んだ。

小学校の低学年だった頃、僕の故郷大垣にも雪が降り、大きな雪だるまを家の前に作った。
僕の実家は駅から徒歩5分の街中。
隣は煎餅やさんだった。

煎餅屋さんは商売の邪魔になると思ったのか、隣の家の僕が作った雪だるまを破壊してしまった。

僕はもちろん泣いた。
学校から帰ってくる頃には溶けてなくなるかも。
その短い雪だるまの人生を楽しみたかったのに。

ショックだったのは父親が「仕方ないよ」と言ったこと。
全然、迷惑かけていないし、僕の家の前だし。
「それでも邪魔に思う人はいるんだよ」と父。

子どもが一生懸命作った雪だるまを壊すことなないでしょう〜と隣のおじさんに言って欲しかった。
事なかれ主義の父だったと思う。
そんな父を見て育ったから、僕は自分の意見を言える人になろう!そう思えたのかもしれない。


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