【日記】女王ヒポリタという人
お久しぶりです。ひろのです。
めちゃくちゃ間が空いてしまいました…。
すみません。
昨年、私は、松竹エンターテイメントの俳優養成スクールで、演技、ボイス、ダンス、所作、アクションを学びました。
そして、今回は、そのスクールの同期たちと、
卒業公演で演じることとなったヒポリタという
女王様について書こうと思います。
1.スクールの同期たち
私たちは、仲良くなるまでにものすごく時間がかかりました😂
同期。仲間。だけど、ライバル。
そんな意志が、みんな強かったと思います。
悪いことじゃない。
でも、見えない壁がなくなった時、今まで以上に楽しくなったし、心強くなったのも間違いなかったです。
本当、仲良くなれて良かった😂
2.女王ヒポリタという人
卒業公演の演目は『夏の夜の夢』
私の役はヒポリタというアテネの女王様でした。
アテネの女王であり、元アマゾンの女王。
略奪婚でアテネの王シーシアスに嫁ぐことになるけど、その結婚に乗り気ではなく…。
でも、あまり多くを語らず、王のそばに付き従ってる。
物静かな人かと思えば、ヘラクレスやカドモスという名だたる勇者たちと共に、熊狩りへ行ったことのある女戦士でもあって。
物語のラストでは、結婚を認め、シーシアスを受け入れ、心の底から幸せになっている…。
一体、彼女は何を思い、何を経験してきたのか。
何がきっかけでシーシアスを好きになったのか。
婚礼の日までの3日間に、何があったのか…。
まず初めに思ったこと。
何を考えているのか分からなすぎる…!
こんなにも考えが分からない人を演じるのは初めてでした😂
台本に書かれていない空白の時間が多くて、イメージを膨らませて作り上げていくことが、ものすごく大変でした。
でもそれと同時に、とてもやりがいでもありました。
大変だったけど、稽古を重ねることで見えてくること、みんなと話し合って気づくことがたくさんあって、演じるのが本当に楽しかったです。
何よりヒポリタという人物が、鮮明になっていくのが嬉しかった…。
本番に向けて、ギリギリまで衣装や小道具を工夫して、細かいところを詰めて。
その楽しい時間が、まだ続くと思ってました。
3.舞台『夏の夜の夢』
実は、4月に本番を迎えられませんでした。
新型コロナウィルス感染症の影響で中止に。
なんと表していいか分からない感情。
どこにもぶつけられない悔しさ。
でも、何より、みんな無事で本当良かった…。
それから約1ヶ月後、私たちは卒業公演を行うことができ、スクールを卒業いたしました。
毎週会っていた仲間に会えなくなる。
寂しいけれど、それぞれ自分の道を進むから。
同じ夢を持って、同じ悩みにぶつかりながら、
でもそれを話せる、理解してくれる、考えてくれる仲間たちに出会えたことは、本当心の支えになってます。これからも頑張れそうです。
4.最後に
昨年は、私にとって本当にちゃんと演技の基礎を学んだ一年でした。
様々な表現方法をご指導下さった講師の先生方、
スクール生を見て下さった内山さん、瞳さん、
一緒に学んできた同期のみんな、
それから、ヒポリタ(笑)
本当にありがとうございました。