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【人工嗅覚】日立製作所

こんにちは。香りのコミュニケーターHIROです。

会社員のお仕事中、またまた、面白いニュースが迷い込んできたので共有します。

香道、香水、香料、アロマ以外にも、日本に香りを活用した事業はかなり昔から存在はしているのですが、ソニーのAROMASTICS発売で香りがより身近になり、香りとは無関係(?)と思われていた大手製造業の参入も興味深かったのではないでしょうか。 

それ以前からも、日本の製造業界は嗅覚 x デジタル、特に人工嗅覚の研究を重ねています。実現すると非常に幅広い業界で活躍します。

しかし、色や光の三原色のようなものが存在しない香りの世界。それぞれの香り(匂い)の成分分子で識別する技術に注目されているようです。

そんな中、Digital Olfactory Society 2018にてすでにその成果を発表している日立製作所は、生物由来の人工細胞とAIを組み合わせた人工嗅覚の基礎技術をを用いて、混合臭の中から、あらかじめAIが学習した単独臭の嗅ぎ分け(種類と濃度の識別)の検証に成功というニュースが。

カビ臭とフェロモンの匂い分子をサンプルに、濃度が希薄な混合臭(400 ppb~1300 ppb)からも、二つの匂い分子濃度を高い精度(70~90 %)で識別できたそうです。この進歩は将来、生物の知覚能力を再現したセンサやロボットの応用に道を開くものとして期待ができます。

今日も香り満ち溢れる素敵な一日を!

参照:https://www.hitachi.co.jp/rd/news/topics/2019/0111.html

画像:海外ドラマ「スニッファー嗅覚捜査官」

お読みいただきありがとうございます!香り(嗅覚)の世界は徐々に注目を集め始めていますが、まだ多くの方々には未知の領域です。試行錯誤中ですが、スキをクリックしてくださったり、シェア・コメントなどいただけたらとても嬉しいです。