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融資申し込みきっかけ1/2

人生を情熱的に刺激的に荒々しく、ジェット中島です。

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日本とベトナムを股に掛け、

①建築・内装デザインの請負業務@日本
(顧客:日本、制作:ベトナム)

②内装のプロジェクト管理業務@ベトナム
(内装プロジェクトを顧客の代理人となって手配し、成功させる)

③マッチングサービス@ベトナム
(施主と発注業者を結ぶプラットフォームの開発)


を行い、「仕事に遊び狂える世界の実現」を目指している。


先日お伝えした通り、ようやく融資が下りる事になった。
https://note.com/hironakajima/n/nc129f64c07ad

今日はなぜ、この融資に申しこもうと思っていたのかを話していきたい。


TVLのフレンチ料理屋

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2019年の秋、雨上がりの夜にいたのはタイヴァンルン(TVL)と言われる日本人街の脇の通りだった。そこにはなぜか風変わりなLe Jardinと呼ばれるフレンチ料理屋がある。
目的は、前もって相談をお願いしていた横山さんとの待ち合わせだった。

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↑↑また勝手に借りちゃいます。すいません。

このブログには度々出てくる横山さんだったが、私にとっては身近にいる爽やかなお兄さんであり、先輩起業家だった。

私がホーチミンに来たばかりの2017年10月頃に、ハノイでマナボックスという会計を主としたコンサル会社を経営している菅野さんがホーチミンに出張で来た。

大手監査法人時代に一緒のチームで働いていて、今度一緒にビジネスをやる人が来るから紹介するよ!と言われ呼ばれた。
場所は同じくタイヴァンルンの鈴乃屋というお店だった。

その時に紹介してもらったのが横山さんであった。

それから2年以上の時間が経ち、日本で会社を立ち上げた後に、ベトナムでも会社を立ち上げられ、ビジネスが拡大してく様をこの目で見ていたから、横山さんの話す内容はリアルでありジャスト・イン・タイムであった。

もうその時は仕事を辞める事が決まっていたから、少しでも経営者になりたくて横山さんがベトナム進出した時から色々な質問を投げていた。

・なんで起業をしたのか?
・どれくらいお金を貯めたのか?
・どういう差別化をしていくのか?

数え切れなくくらい、食事の度に、カフェで会う度に、質問をぶつけていた。

ただし、この当時は細切れに何かの話題に隠すように質問をぶつけていたので、一度本格的に話しを聞きたいと思い誘ったのがLe Jardinというフレンチ料理屋であった。

白人ばかりのお店で周りがワインを嗜む中、私は炭酸水とステーキをほおばりながら、改めて横山さんとの話しを始めた。

・自分が本気でベトナムで起業をしたいこと
・この時期(退職半年前くらい)からどんな準備をすれば良いのか
・金があまり準備出来ていないこと。


現状を一通り聞いた後、リアルなところを沢山教えてもらえた。
一番覚えているのはキャッシュのところだった。

横山さんも創業時はお金が潤沢には無かったようで
政策金融公庫の融資制度を利用した事を話してくれた。

一番最初はお金が無いから、自己資金のみで完結するとなると苦しくなる。
キャッシュアウトしたら例え売上があっても会社は潰れるから、それを防ぐ為にも借入はしておいた方が良いとの意見だった。

日本では創業者を支援するために国としても制度を整えており、ここは担保が無くても借りやすいからこれを活用すべきと。

横山さん
「僕も創業の時はお金が無かったから、国金(政策金融公庫のこと)からお金を借りたんですよ。借りるためにアドバイザーについてもらって、毎日ガストで朝から晩まで資料作りに時間を費やしてましたよ。
週1回、アドバイザーに資料見てもらうんですが、毎回ダメ出しをされて大変でしたけど、それが実を結んで〇〇◯万円借りれたんですよ。」

融資を引き出す為に3ヶ月程を朝から晩まで費やし、ビジネスの細かいところまでを考えていって、そのアイデアと資金を基にベトナムでのビジネスを軌道にのせたと。

もし必要であれば、それをビジネスとしてサポート出来ると。

ただしこの時点ではまだ横山さんにお願いするかは決まっていなかった。
優柔不断な私の面が出ていた。

自分の性格

母型の祖父母は両方ともに江戸っ子の性格そのもので、その血を受け継いでいるせいか?私は元来非常に無計画で、ある金はすべて使ってしまう性格だ。

子供の頃に亀有で見ていた祖父は常に金が無く、稼いだお金もその日の内に豪華な食事や賭け事に消えていく姿をみていた。

そんな姿に「粋」を感じていたが、周りの人は大変だったと聞いている。

一方、父方の両祖父母は農家で安定性を好み、計画性に富んでいた性格だった。こちらには全然似てないと今更ながら感じている。

元来そんな無計画である私は一般的にサラリーマンが目指す大台程の給与を貰っていたのだが、全然貯金は溜まっていかなった。

3年前ほど前に菅野さんに独立をしたい事を話した時も、お金を貯めたほうが良いというのを何度となくアドバイスをもらいながら、その実出来ていなかった。

そして、今回新規開業に伴い準備出来たのは300万円程。
これも普通に貯めていくことは出来なかったので、
・自動積立
・(前職の)自社株の毎月購入
等をして、この数年間で強制的に貯めていった汗。

それが少なすぎると感じたのは改めて、事業計画の資金を作っている時であった。

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あれ、圧倒的に足りない・・・

これではビジネスは出来ない。

現実にぶち当たりこの融資の申し込みプロジェクトが開始した。

相談する人は1人しかいない、横山さんだ!

Facebookメッセンジャーで連絡を取り、事務所に訪問することとなった。

後半に続く・・・




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