見出し画像

接地の話


おはこんばんちは。ヒロムです

【余談】
どーでもいい話ですが、
この挨拶をしばらく続けようと思います

僕がブログを上げる時間が
不定期なところと、みなさんが見る時間は
バラバラだと思うので
こんな挨拶にしてみました。

馴染んでくれたら嬉しいですね〜


さて、今日は
接地の話になります

“接地”については
かなり気にしている人が
いるのではないでしょうか?

実際に質問が多かったり、
悩みが多い技術要素なので
今回のブログで取り上げてみました。

今回のブログを特に見て欲しい人は
以下の項目に当てはまる人たちです。

✔︎接地にこだわっている
✔︎バウンディングやハードルジャンプが苦手
✔︎ストライドを伸ばしたい
✔︎スタートが苦手


それではレッツゴー✊


1.接地にこだわりすぎると足が遅くなる


接地とはどこの動作だと思いますか?

接地 足の画像

下半身の特に
『膝下、足首周り』だと
簡単にイメージはつくと思います

しかし、速く走るためには
体幹部分をどれだけ速く前に運ぶか
が重要なんです。

中心部分に注目して動かすことが
余計な力がいらない方法です

であれば走りも同じで
もっと中心の動きに注目すべきです

実際に
短距離選手の体つきを見てください。
肩周り体幹お尻周り
特に大きいですよね。

つまり、そこには
筋肉が多く詰まっています。
ということは
より大きな力を発揮できるということです。

比べて、下半身の
末端部分に行けば行くほど
細くなっていますね

接地で意識しているような
膝下、足首周りには
そもそも筋肉がそこまで備わっていないのです

膝から下は
振り子でいう「物体の部分」であって、
中心部分で発揮した力によって
壊れないくらい“丈夫”であれば良いのです。

なので、僕の中では
接地動作は上手くなろうとして
なるものではなく

この後紹介する
ジャンプ系トレーニングの技術が高まれば
勝手に上手くなっている

という認識です。


2.接地を考える上で大事なこと2つ


・接地とは反射の動き

実はそうなんです。『反射』

身体の機能として
もともと備わっているもので
そこに差はあまりありません。

つまり、接地が上手くなるには
“接地の意識に囚われない”
ことが大事なんです。


・接地時間

トップレベルになると
接地時間はかなり短くなります。
『0.08秒~0.10秒』の世界になります。

ただでさえ、
一瞬で終わってしまう
100mの世界において

そもそもそんなに短い
一瞬の時間の意識を
どれだけ正確に行えるのか
という話になってきますよね。

そこに割く時間よりも
優先すべきところはあると思います。


さて、ストライドを伸ばす上で
大事なのは
地面に与える力の大きさです

地面に与える力が大きくなることで
ストライドは伸びやすい
と考えられます。

ですが
地面に力を伝えるには
接地時間を長くして、
より長く地面に力を伝えないといけません。


どういうこと?
って思ったかもしれません。

『力積』を知っていますか?
高校1年辺りの数学や物理基礎で
学んだのではないでしょうか。

スポーツ界で言うと、
力積とは、どれだけの力が
どのくらいの時間作用したのかを表していて
力×作用時間で表されます。

短距離で重要とされる、
瞬発力勢いキレというものは
運動量の変化で決まり、
これが力積とイコールです

つまり、瞬発力勢いキレから成る、
『加速力』をつけるためには
力積を大きくする必要があります。


読みながら一緒に考えてきた人は
わかると思いますが、
ここで矛盾が生じます

ストライドを伸ばしたい
というだけなら、
より長い時間をかけて
地面に大きな力を与えれば良いのです

しかし、あなたの目的は
『速く走ること』
だと思います

それなら
長い接地時間ではダメだ!
と言うことはわかると思います。

同じピッチ(足の回転)で、
ストライドを伸ばしていく必要があるので
地面に伝える力を大きくしつつ、
接地時間を短くする

この2つを達成する必要があります。

そこでこれらを同時に
トレーニングできるのが
『ジャンプトレーニング』ということですね。

そろそろ自分の練習で
“ジャンプトレーニングをもっと取り入れないと”
という危機感が
そろそろ出てきたでしょうか。


3.ジャンプを制するものは加速区間を制す


あなたはジャンプ動作を
どのくらい練習していますか?

“ジャンプを特にやっていない”
という選手は
はっきり言って伸びにくいです。

トップレベルの選手は
ほとんど行っていますし、
“取り入れてから変化した”
という短距離選手は多いみたいです。

科学的にも
ジャンプ動作とスプリントとの関係性は
多くの研究で証明されています

画像2

そんな“ジャンプ動作”というと
何が思いつきますか??

✔︎垂直跳び
✔︎ボックスジャンプ
✔︎デプスジャンプ
✔︎ハードルジャンプ
✔︎片足ホッピング
✔︎バウンディング
✔︎立ち五段跳び  などなど

上げたらキリがないので
とりあえずこのくらいにします。

ジャンプ系の詳しい練習については
YouTubeやPDFにて、
今後まとめて紹介したいと思うので
そちらを楽しみにしていてください。


さて

上に書いたジャンプ動作について
実は難易度の低い順に書きました。
下に行くごとに難易度が高く、
より走りにつながってきます。

あなたは気付いていましたか?


✔︎垂直跳び
✔︎ボックスジャンプ
✔︎デプスジャンプ
ー ー ー ー ー ー ー
✔︎ハードルジャンプ
✔︎片足ホッピング
✔︎バウンディング
✔︎立ち五段跳び


↑線引きをすると、
こんな感じになります。

上はどちらかというと
上下の運動になります。
本来のジャンプ動作はこれですね。


しかし、僕たちスプリンターは
“前に速く進むこと”を常に研究し、
練習していかなければなりません

であるなら、ジャンプ動作でも
“上下”だけでなく、“前後の動き”
にも注目する必要があります。

だからこそ、バウンディング動作や
立ち五段跳びの記録は注目されています。


終わりに


今回のブログはここまでです

あまり長くなりすぎても
あなたの吸収率が下がってしまうと思うので
この辺にしておきます。

大事なのは、
吸収した知識を
すぐアウトプット(実践)に
落とし込むこと
です

まだ僕の記事や動画では
ジャンプ動作をまとめられてはいませんが、
いずれまとめていきます。

それまではYouTubeで
『短距離 ジャンプトレーニング』
『プライオメトリクス』
と検索してみてください!!

たくさんの動画がヒットするはずです!!


それではまた明日のブログで👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?