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【中学受験#7】 武蔵中学説明会(Season1)

実は2年前くらいまでノーマークだった男子御三家の一角の武蔵中学校。

ちょうど2年前くらいに男子御三家の合同オンライン説明会を視聴していて、校長先生の話に引き込まれ、ファンになった。そのときの内容を鮮明に記憶しているわけではないが、子どもたちが主役の学校生活を送れるようで、親として「通わせたい学校だな」と思ったのはよく覚えている。

というわけで、説明会へ。妻が。


魅力① ハード面の魅力

校舎やキャンパス内の自然環境などが魅力的。
100年の歴史を感じられるような佇まい。今回、説明会で使用された講堂は大学と共用のものだったが、雰囲気があってとても素敵な空間だったとか。
キャンパス内にとにかく自然が多い。小川が流れ、木々が紅葉して風情もある。有名ないヤギ舎があり、たぬきも出るのだとか?

魅力② 校風

自由な校風。これは大事なポイント。「面倒見がいい=管理が強い」というイメージがあるから、ほったらかしくらい、放っておかれるほうがいいと思っている。
制服、上靴、朝や帰りの会はなし。
やりたいことを生徒が自分たちで決めて、自分たちの責任でやるという自由。これは、開成、麻布も同じように言っている。

息子も管理型より自由な校風の学校が希望らしいので、親とも一致しているところ。

一学年176人(開成、麻布の半分強くらい)4クラスだから、管理はしないが、面倒見は非常に良いらしい。わざわざ指導はしてこないが、自分から聞きに行くと親身になってくれるパターン。一番いい。(面談の頻度は多く、毎年クラス替えもする)

魅力③ 自調自考の精神

実は100年前の創立時に「自調自考」という言葉は掲げているらしい。いい言葉で、いい考え。なにより、第二次世界大戦よりもっと前の時代に、「自調自考」と言っていることがすごいこと。

ちなみに、大学になってからいきなり「自調自考」っぽい方針のところに入ってしまうと、ものすごく放っておかれている感を感じる。それまでに、管理されまくってきたことに慣れてしまっているのだろう。
だから、中学生のうちから、自分で考えるのが当たり前ということに慣れておくのは絶対いいことだと思う。

校長先生の魅力

校長先生の話が熱を帯びて5分予定をこしていた。
でも、冷静に考えてみると、土曜日からやってる説明会の3回目で、同じ内容をくり返しの話しているにもかかわらず、「今日は熱く話すぎちゃったな・・・」みたいなことを言う校長先生。おそらく、レジュメにそっているものの、あくまで自分の言葉でメッセージを届けてくれたような感じを抱いた(これはオンラインの説明会の時の印象と同じ)。

進路指導について、
「君はどこ志望? あ、東大? はい、わかりました」
で終わるという噂があるが、そんなことはないそうで。生徒の進路相談は、結構親身になって聞いてくれるらしい。

入試情報

やはり、説明会では進路指導や進学実績などの話はなかったらしい。すごい。進学実績重視の場合は、ちょっと心配にもなるんだろうけど。
そのくらい中高の6年間を大切にしてくれていると感じる。

いちおメモ程度に。

4教科320点満点で合格最低点199点。
開成、麻布の国語は、小説だけだが、武蔵は説明文で出題。6問全て記述で文字数制限なし。気持ち程度の語彙の問題も。
算数は、大問4問で比較的取り組みやすそうな問題。とは言っても、基本は使いこなせるのは必須で、応用できるようにしておかないと太刀打ちできない。

SAPIX偏差値(合格可能性80%以上)は、61。

進学実績

東大合格者数は22年度で浪人いれて19名だから、開成・麻布とは水を開けられている。その他国立大、早慶がメインの進学先かな。ちょっとだけ文系多め?

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