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ABOUT CANTERA

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CANTERAの考え方について、ホームページや入会資料をさらに詳しく説明しています。
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2022年9月の記事一覧

【エビデンス#1】努力が結果につながる練習法「目的性訓練」

学習にしろ、運動や芸術にしろ、どうすればより高いスキルや知識を身につけられるのでしょう? 「そりゃ、練習するっきゃないでしょう?」 ということで話題になったのが、マルコム・グラッドウェルが『天才』の中で書いた理論。 「一万時間の法則」って何? 何事も練習時間が1万時間を越えると、プロフェッショナルになることができるという理論。ビートルズがメジャーになる前にライブハウスで演奏していた時間とか、ビル・ゲイツとか、ピアニストなどが例に挙げられています。 (この本、絶版になっ

【カンテラ10の約束#9】指導者が教育者として成長し続けます

CANTERAで子どもたちを指導する以上、これだけは絶対にはずさないと誓えるのが以下です。 どんなにうまく伸ばすことができた子がいたとしても、自分の実力で伸ばしたと驕ることはしません。その子本人の努力と親御さんの努力が大きいと思っているからです。 どんなにうまく伸ばすことができた子がいたとしても、その方法が他の子にもあてはまると思い込みません。他の子には、新しい方法を考えないとうまくいかないからです。 成功体験は自己満足になりやすいと常に「未完成の自覚」を持って、子ども

【カンテラ10の約束#8】最新の教育科学を取り入れて指導します

「子育ての方法」って、誰かに習ったことがありますか? 子育てや教育って、誰にも習わずに親となる場合がほとんどですね。手探りしながら子育てをするのが普通です。だから、大変になってしまう場合もあります。 大学で教育学を専攻してもさほど違いはありません。子育ての仕方を、座学で学んでもスキルとしては役立ちにくいからです。 子育ての先生は親 どこが拠り所になるかというと、一般的には自分がされたように子どもに接するのが普通です。自分の親の教育法、育て方、または、学校の先生などに言わ

【カンテラ10の約束#7】失敗を奨励しレジリエンスを高めます

CANTERAでは学習を通して、「頭」を鍛えることはもちろん、「心」を鍛えることも意識して指導しています。 壁に当たっても立ち上がる力 レジリエンスとは、「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する言葉です。難しい課題にぶつかったり、それが解けなくて敗北感を味わったりしたときに、立ち直る力のことです。 「間違ってもいい、全力を尽くすことが大切だ」 という価値観になってきた子どもたちは、難しそうに見える問題でも立ち向かっていく挑戦心が身についてきます。新しい課題、見たことが

【カンテラ10の約束#6】子どもたち1人ひとりに寄り添います

子どもたちは、どんな学習をすれば、より効果的に成長していくでしょう? 答えは、一人ひとりの「スイートスポット」で学習し続けることです。 「スイートスポット」での学習とは 子どもたちが、今できることや知っていることと、これから学ぶことの間には必ず隔たりがあります。今の能力よりも少し上の目標を設定して学習する。つまり、ちょっと苦しい、難しいと感じる学習をし続けることが、最も効果的な学習になります。「最も有効な結果を残せる点」のことを「スイートスポット」といいます。 これは、

【カンテラ10の約束#5】主役は子どもたち、先生は脇役に徹します

カンテラでは授業はしません。先生もカリスマ先生じゃないです。カリスマ化する必要もないと考えています。なぜなら、先生が「カリスマ」になった瞬間に、先生が主役になってしまうからです。 授業をすると、よほどファシリテーションが上手な先生でない限り、先生が主役です。よい授業、わかりやすい話をするかどうかは先生によって変わってきます。 でも、視点を変えると、どんなにおもしろい、わかりやすい話であるにせよ、聞いている子が理解し、できるようにならないと意味がないのです。そういう観点で見る

【カンテラ10の約束#4】自分で理解できるようサポートします

「思考」することを大切にしていますが、その上で、課題の原理の理解もなるべく子どもたち自身でできるように指導しています。 これは、子ども任せにして突き放すということではありません。得てして大人は説明したがりです。特に自分が知っていることは、教えずにいられないかのように話しますよね。 誰にも教育欲はあると思うので、別に悪いことだとも思いません。 なぜ授業は効果が薄いのか? でも、教育においては、マイナスになります。誰かに「教わる」と、知識やスキルの定着度は落ちてしまいます。

【カンテラ10の約束#3】自分で考えることを大切にします

教育って「教えて育む」と書きますが、「教える」というのは、知識の横流し感がありますよね? カンテラでは「教える」ことを安易にはしません。その代わり、自分自身で学べるようにフォローし続けます。 思考力が上がるのはいつか? 誰かに解法を教わったとき? それは知識のインプットです。何かを覚える、に近い感じです。 問題を解いたとき? 知っている解法を使っているなら、知識やスキルを「想起」して使う練習。または、それを定着させるための訓練です。覚えたことを思い出しているとき。 思

【カンテラ10の約束#2】結果ではなく過程でほめます

最近の認知心理学とか教育系の書籍に当たり前のように引用されまくっているのが『「やればできる!」の研究』(キャロル・ドュエック)という本です。 この本を読んだことがない、もしくは知らない段階で、教育に関する職業に携わってはいけないのではないか、と言ってしまえるほど有名な本。 スパルタ教育とかはもう論外。ほめて育てるのがあたり前なんですけど、「ほめ方」の正解が難しいですよね。だって、誰にも習ったことがないじゃないですか、「人をほめる技術」って。自分で考えて「プチ発明」しなきゃ

【カンテラ10の約束#1】学ぶことを楽しめるように指導します

「子どものやる気を出します!」 という宣伝文句は、個人的には眉唾物です。つまり、本当かどうか疑ってかかるべき、あやしいセリフということです。 脳科学的にも、「やる気」は人に出してもらうことはできないと証明されています。「やる気」は自分で出すしかない。だから、CANTERAでは、「やる気を出します!」とは言いません。でも、子ども自らがやる気を出すように指導はします。 どうやるか? まず、やる気がない原因を特定します。 その原因に応じて手を打ちます。 やる気がない理由①「

「CANTERA」って何?

2016年に創業した学習塾です。 子どもたちが学力を向上させる同時に、「非認知能力」を高めることを目的とする塾です。 理念「勉強が嫌い」という子がいます。本当に嫌いでしょうか? ただ、算数の計算を問題まで写してやるのが嫌なだけかもしれません。 ただ、同じ漢字を意味もなく書き続けるのが嫌なだけかもしれません。 ただ、人の話を聞くのが苦手なのかもしれません。 ただ、「できない自分」をさらけだすのが嫌なだけかもしれません。 問題を写すのは嫌いでも、問題を解いた瞬間の爽快さは好き