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Xデザイン学校 2019年度ビギナーコース #01 UX概論

Xデザイン学校というUXデザインスクールのビギナーコースに通い始めました。(半年間、月に2回)

なぜXデザイン学校に行こうと思ったのか

現在、前職の新規事業開発チームに参加しています。まだ具体的な内容を説明できる段階ではないのですが、そこでUXデザインの重要性を痛感し、色々と書籍を読んだりネットで調べている中でXデザイン学校を知りました。
資料を読むだけではなく実際に手を動かして学びたいと思い、通うことに決めました。(ベーシックコースの方も興味があったのですがタイミングが合わず。涙)

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今日は初回ということでイントロダクション的な内容でした。
なぜ学ぶ必要があるのかとか、世の中のビジネスにおけるデザイン事情、あるいはUXデザイン事情など。印象に残ったお話と考えたことをツラツラと書き記します。

手順と構造の違い

物ごとは構造で理解することが大切。
京都の道は碁盤の目。道の番号を言えば場所がわかっちゃう。構造がわかれば道がわかる。それに対して、「そこを右に曲がって、2つめを左に…」というように道を教えるのは「手順」。手順で覚えてしまうと、途中で間違えた時に戻れなくなってしまうが、構造を理解していれば柔軟に対応できる。
手順で覚えてはいけない、まず構造を理解する。

オブジェクトベースUI・タスクベースUIとも繋がりそうなお話でした。
僕はものすごく方向音痴なのですが、まさしく手順で考えてしまってるフシがあります。構造を意識できるようになりたい…。ちなみに方向感覚については、「マリオカートの視点」と「RPGの視点」で考えたことがあります。機会があれば詳しく書いてみたい。

正統的周辺参加

リベリアの仕立て屋では、新人が入るとまずアイロンがけをさせ、次に縫製、最後に裁断という順番で教えていくそうです。実際に仕立てをするフローで考えると「裁断→縫製→アイロン」なのに、学習においては逆の順番で行っている。
なぜか。
裁断はもっともリスクが高く、ミスしたら取り返しがつきません。アイロンはもっとも簡単かつミスしても取り返しがつきます。さらに、アイロンがけを通して洋服の構造なんかも学ぶこともできる。なので「アイロン→縫製→裁断」の順に覚えていくことが最も低コスト、みたいなお話でした。

「正統的周辺参加」という言葉を初めて知りましたが、ものすごく面白かったです。どこで読んだか忘れてしまいましたが、書籍の装丁デザイナーの方が「新人時代、いきなり表紙のデザインをやらせてもらえて、師匠は本文の細かい文字組みをやっていた」という話に少し似てると思いました。

「便利」ではなく「変革」を買っている

「今まで苦労したことを簡単にしてくれるサービス」というのは飽和しつつあり(現代、本当に切実に困っていることなんてそうそう無い)、今は「そのサービスが私を新しい世界へ変化させることを手伝ってくれる」ことが求められている。言い換えると、人は「便利」ではなく「変革」を買っている、というお話。(ライザップ、こんまり式お片づけなどの例)

イノベーションに対する認識の違いについてのお話も勉強になりました。
「既存の作業を効率化したり便利にすること」ではなく「今までできなかったことをできるようにすること」がイノベーション。例えば電化製品の登場は、「家事を楽にした」のではなく「女性の社会参加を後押しした」。

変革の話の流れで、「意味」の話も出てきました。対局語は「便利」。
「意味」については後述するニュータイプの著者である山口周さんの記事や「意味のイノベーション」等の話で見かけていて最近気になっているワードでした。(この辺に関連して、「アフターデジタル」と「ニュータイプの時代」は必読とのことでしたので早速注文しました)

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次回からはワークショップ形式になるとのこと、楽しみです。
これから約半年間、よろしくお願いいたします。

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