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NFL第13週。大詰め一歩手前ってとこ。(2021/12/8)

ここの所、身辺慌ただしく、NFLはチェックはしていますが第12週の「NFL通信」を書く時間が中々取れないまま第13週が終わってしまいました。
ということでまずはザっと第12週をおさらいです。

カウボーイズVSレイダースはまさかの36-33でレイダースの勝ち。
良い時の強いレイダースがいきなり登場という感じでしたね。
まったくレイダースってチームは、常にこんな感じならプレーオフは確実なんですが、どうにも読めないチームですねえ。だから面白いのですけどね。

セインツVSビルズはもう一方的なビルズによる聖者の虐殺ってところです。
6点返せたのは、せめてもの意地でした。
31-6でビルズの勝利。

バッカニアーズは難敵コルツに競り勝って8勝目。
もはや悠々自適のゾーンに入って来ました。
38-31でバッカニアーズの勝利。

ペイトリオッツは勢いが衰えるどころか増すばかりで、強敵と思えたタイタンズを一蹴。
ひょっとして今一番NFLで強いチームかもしれません。
36-13でペイトリオッツの勝利。

ベンガルズは同地区対決でスティーラーズに大勝。
負けたスティーラーズは次週の地区1位のレイブンズ戦がかなり重要になってきました。
41-10でベンガルズの勝利。

そのレイブンズはこちらも同地区対決でブラウンズに辛勝。
とりあえず首位キープというところですね。
16-10でレイブンズの勝利。

あとはチャージャーズがブロンコスに敗れたのは意外でした。
チーフスがバイウイークでお休みしている間に差を詰めておきたかったところですが、この負けは結構痛いかもしれません。
28-13でブロンコスの勝利。

シーホークスに競り勝ったワシントン。
前半戦はあまり調子がよくありませんでしたが、かなり調子が上向いてきている様子です。
まだ地区1位のカウボーイズを捉えるところまではいっていませんが、可能性は少し出てきましたね。
17-15でワシントンの勝利。

ということで、チャージャーズ以外は、まあまあ納得できる結果だった第12週っていうところです。

さてさて、そこで第13週ですが。
今週も注目のカードはいくつもありました。

ビルズVSペイトリオッツ。
地区内のトップ争いとしては最もホットなカードですがペイトリオッツの快進撃は止まらず直接対決でライバルを蹴落とす勝利を挙げました。
スコアは14-10というロースコアですが、このレベルの対決になると、高い次元で拮抗しているが故のロースコアなので退屈な内容ではありません。

しかしルーキーQBのマック・ジョーンズには頭が下がります。
相手のエースQBはリーグを代表するスーパースターのジョシュ・アレンでしたが、堂々と渡り合っていました。ルーキー個人記録では昨年のジャスティン・ハーバートには及ばないとはいえ、地区優勝に向かってチームを加速させている活躍ぶりは見事の一言。

そして忘れてはいけないのがペイトリオッツRBデイミアン・ハリスの破壊力。これはペイトリオッツにとってはかなり心強い武器。快進撃を支える大きな要素となっています。

とにかくペイトリオッツとしては、第16週にもう一度ビルズと直接対決があることを考えても、ここで2勝差にできたのは大きいです。

ビルスは次のバッカニアーズ戦がひとつの試金石。
ここで負けてしまっては地区優勝はかなり厳しくなりますね。

チーフスVSブロンコスは、まあ順当にチーフスが勝った試合でしたが、チーフスは本来の攻撃力爆発とはいきませんでしたね。
22-9というスコアはチーフスにとっては不満でしょう。
ところどころイージーミスが出たりしてますし、まだまだ調子は70%というところでしょうか。

でもまあ「普通の相手なら負けることはない」ってオーラは出てきましたね。
AFC西地区の状況を見るとチーフスは1位をキープしていますがチャージャーズが1勝差で追いかけてきているので、まだまだ優勝は確実とはいえません。第15週には両者が直接対決しますので、要注目です。

スティーラーズVSレイブンズ。
こちらはさすがに同地区のライバル対決らしい、意地と意地がぶつかる大接戦でしたね。

20-19と、勝敗はどっちに転んでもおかしくなかった感じですが、最後の最後はスティーラーズ・ディフェンス対レイブンズ・オフェンスという構図になり、そこでスティーラーズ・ディフェンスがかろうじて上回りました。

レイブンズは勝てば地区優勝がかなり近づきますが、まあ負けてもまだ余裕はあります。
しかし一方のスティーラーズは逆転優勝のためには絶対に勝つ必要があります。
その気持ちの差が最後に出たのかもしれませんね。

でもスティーラーズはオフェンスにおいてもロスリスバーガーが衰えを感じさせない鋭いパスを決めていたことに、ちょっと驚き。
これまでにはない、いいパフォーマンスでした。
ルーキーRBのナージー・ハリスに代表されるように今シーズンはランではそれなり戦えているスティーラーズですが、パスも出るようになってきたのは好材料。

地区1位はまだレイブンズですし、勝ち星で2勝差はひっくり返せるかどうか微妙なところですが、少なくとも可能性は出てきたように思います。

そしてベンガルズVSチャージャーズは、どちらも地区2位で逆転優勝のためには絶対に勝ち星がほしいところ。
両チームともQBは2年目のジョー・バロウ(ベンガルズ)とジャスティン・ハーバート(チャージャーズ)ですが、どちらも堂々たるエースQBの風格で若さによる脆さが感じられないのは頼もしいですね。
NFLの未来を感じさせる対決です。

ところで、この試合は全体的にチャージャーズのペースで進みました。
特に第2クオーターまでで24-0となった時は、ほぼ一方的な結果を覚悟しましたが、そこからバロウを中心にベンガルズがよく持ち直して最終的には41-22というスコアでチャージャーズが勝利。

チャージャーズはもちろんジャスティン・ハーバートの美しくも鋭いパス攻撃やオースチン・エイケラーのパワフルなランも良かったのですが、特に目に付いたのはディフェンスの頑張りでした。
ともするとベンガルズが攻撃の勢いを増してペースを握りそうにもなるのですが、その度ごとにチャージャーズ・ディフェンスがビッグプレーを連発してペースを引き戻していました。

このままチャージャーズが攻守に調子を上げていけば王者チーフスもうかうかしていられません。
前述の通り第15週には直接対決があります。
今からワクワクしますね!

ベンガルズは、この試合はチャージャーズの勢いに飲まれてしまった感じでしたが、それでも攻守ともに調子が悪いという感じではなく、しかも今週は地区1位のレイブンズが負けているのでこの敗戦によって差が広がることも避けられました。
AFC北地区の優勝争いに関しては、ほぼ最終週まで予断を許さないというところでしょう。

第13週は、それ以外には特に波乱という結果はありませんでした。

あ、そうそうセインツVSカウボーイズで、セインツのスターターQBが久々にテイサム・ヒルだったのでちょっと応援してたのですが、QB対決となるとやはりプレスコットの方がレベルが上っていう感じでしたね。
まあ仕方がない。
ドリュー・ブリーズが引退して新時代を迎えているセインツは新エースとなりかかっていたジェイミス・ウィンストンのシーズン途中での負傷離脱の穴を埋めることができず、どうにも今シーズンはあまりいい結果は望めそうにありません。

さて第14週の注目カードといえば、まずはバッカニアーズVSビルズでしょう。

バッカニアーズはほぼ地区優勝を手中にしていますが、ビルズはペイトリオッツという強烈なライバルの前にかなり苦しい立場に追い込まれています。
ここで昨年のスーパーボウル・チャンピオンと対戦しなければいけないのは少しキツイですが、もはやそうも言っていられません。

ビルズの意地が見られるでしょうか、それともバッカニアーズがチャンピオンの貫禄を見せるでしょうか?

あとはAFC北地区のライバル対決、ブラウンズVSレイブンズ。
ブラウンズは勝てば1位のレイブンズに1勝差と迫ることができます。
ついこの間の対戦ではわずか6点差でレイブンズが勝ちましたが、ブラウンズとしては、ここは絶対に借りを返したいところですね。

それと勝てば1勝差に迫れるということでは、チーフスと対戦するレイダースも同様。
ということでチーフスVSレイダースにも注目しましょう。

さあNFLも残り5週。
だんだんと大詰めが迫ってきた感じもしますが、まだまだ予断は許れません。あと二波乱ぐらいはありそうです。
まあ大詰め一歩手前ってとこですね。


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