第8週レビュー。熱き矛盾対決など。(2020/11/4)
ちょっと短縮版のNFL通信。
NFL第8週はひいきの3チーム、チーフス、スティーラーズ、レイダースが、どれもらしさを発揮して勝利したので個人的には大満足でしたが、特にスティーラーズ!!
レイブンズとの同地区対決は本当に熱かったですね~!
6戦全勝のスティーラーズ対5勝1敗のレイブンズ(その1敗はチーフス戦)。
AFC北部地区の覇権を争う両チームの直接対決。
開始前から全米大注目の一戦でしたが、始まってみると期待以上に意地と意地がぶつかり合うヒリヒリするようなシーソーゲームとなりました。
試合終了まで残り5秒でも決着がつかず、最後の最後、大逆転を狙ったラマー・ジャクソンの30ヤードのドンピシャ弾丸パスを、エンドゾーン内でスティーラーズのFSフィッツパトリックが間一髪弾き落としたシーンには震えがきました!!
決まっていればレイブンズの劇的逆転勝利となる場面でしたので身体中の血液が沸騰する感じで、思わず大声を上げた瞬間でした。
この試合は間違いなく、今シーズンのNFLでも指折りの好勝負でしたね。
またラマー・ジャクソン擁するハイパーオフェンスのレイブンズに対しアグレッシブな鉄壁ディフェンスのスティーラーズという矛盾対決ももちろん素晴らしかったのですが、予想以上だったのはスティーラーズのエースQBベン・ロスリスバーガーの好調ぶり。
ディフェンスも強いレイブンズを相手に、これまでの試合では見られなかったようなギリギリのビッグプレーをたびたび決め、ともすると相手ペースになりそうな試合を盛り返す原動力となっていました。
いかにスティーラーズのディフェンスが良くても、ロスリスバーガー率いるオフェンス陣の活躍がなければこのシーソーゲームを制することはできなかったのは確かです。
前半はレイブンズ、後半はスティーラーズという印象のゲームは、結果的に28-24でスティーラーズが制し7連勝。
直接のライバルであるレイブンズを叩けたのも大きく、まだ時期は早いとはいえ、地区優勝に向け一歩前進ですね。
またレイダースはブラウンズとのゲーム。
アウェイゲームであり、またいつの間にか調子を戻し5勝2敗と成績を伸ばしてきている好調の敵に対して、レイダースは持ち前の「なめんじゃね~!!」的なパワーを発揮。
スマートではなくともギリギリの競い合いでの勝利を重ねた結果、トータルで相手を上回った印象ですね。
ブラウンズにとってはオデル・ベッカムの不在が大きかったかな?
この試合におけるブラウンズのエースQBベイカー・メイフィールドには颯爽とした強さがあって、今シーズン観た中では一番の出来だったけれど、レイダースのディフェンスが最後は頑張りました。
そしてそして、さすがだったのはカンザスシティ・チーフス。
いかに相手が今シーズン未勝利のジェッツとはいえ35-9での大勝で、堂々たるチャンピオンの貫禄を見せました。
内容はというと、まさに「パトリック・マホームズ劇場」。
豊富な攻撃のタレントを縦横に使いまくって、しかも試合状況に合わせたアドリブ全開の「これぞマホームズ」という変幻自在なプレーを連発する様は、もう「爽快!!!」の一言。
アメリカンフットボール初心者が観ても絶対に「面白い!」と思うに違いないプレーぶりでしたね。
レイブンズVSスティーラーズの血沸き肉躍る感じとはまた違う、明るいワクワク感が満載のゲームで、これも最高でした!!(ジェッツ・ファンには悪夢でしょうが…)
ちなみに第8週のマンデーナイト、ジャイアンツVSバッカニアーズも観ましたが、これは好調バッカニアーズがもう少しで足元をすくわれそうになったゲームでした。
バッカニアーズは、やはり微妙な部分でまだブレイディと他の選手との意識差がある気はしましたね。
でもその中でも要所ではしっかりと相手にダメージを与えるプレーを決めて、しぶとく勝利を拾っていくのはさすばQBトム・ブレイディ&HCアリアンズの百戦錬磨コンビの底力というべきでしょうか。
さて、NFLも折り返しを過ぎこれから後半戦です。
ますます面白くなりそうですね!!
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