見出し画像

自分を信じることができれば、怖いものはなくなる〜岸田ひろ実のコーチングな日々〜

新しことを始める時、環境を変える時、何かを手放す時。
不安や怖さを感じて行動することができない。そんなネガティブ思考になることはありませんか?

それって実は、ごく自然なことなのです。
なぜならネガティブ思考は人類の進化に必要なものだから。

原始人が危険から身を守り、安全に生き残るための必要なツールが、不安、恐怖心というネガティブ思考だったのです。もし原始人がポジティブ思考だったら、人類は生き残れなかったかもしれません。

原始人から受け継がれた私たちの脳は、何かをする時に無意識のうちにネガティブな思考で物事を考え、変化しないことを選ぼうとします。脳の平常運転はチャレンジではなく、防御なのです。

でも、私たちの日常生活の中には、ポジティブ思考で考えたるといい事がたくさんあります。だから不安や怖さを感じて前に進めなくなった時には、意識してポジティブ思考に変えて行動してみてください。

ポジティブ思考に変えるためには何をすればいいのかというと、「私はできる」「私は大丈夫」と、自分を信じること。

病気の後遺症で歩けなくなりリハビリを頑張っていた当時、こんな出来事がありました。

自宅に帰る途中、必ずのぼらなければいけない急な坂道があります。

画像1


車いすユーザーになったばかりの私は、のぼれなかったらどうしよう、転倒したらどうしようという恐怖心で、毎回ドキドキしながら必死でのぼっていました。

そんなある日、坂道をのぼっている途中で力尽き、前に進めなくなりました。もう無理だと諦めた途端に下までズルズルと滑り落ち、植木に引っかかってやっと止まることができました。その恐怖は、今でも鮮明に覚えています。それがトラウマになり、私は暫くの間、坂道をのぼれなくなってしましました。坂道が怖くなってしまったのです。

その時の私は、のぼれなくなった理由を坂道が怖いからだと思い込んでいました。でも本当の理由はそうではなかったのです。

私が恐れていたのは、失敗するのが怖いというネガティブ思考をもった私自身なのでした。

のぼりたいと思うなら、坂道ではなく、自分自身を恐れないこと。
私はできると、自分自身を信じることだったのです。

目の前にあるのぼりたい坂道は、私の意思で無くすことはできません。
私の意思で無くせるものは、不安や怖さで自分を信じることができなくなるネガティブ思考です。


私はできる。


意識して、ちょっと頑張ってネガティブ思考をポジティブ思考に切り替え、自分を信じてみることで、私は見事に坂道をのぼることができました。

こうやって感じた達成感は、さらに自分を信じることができる力になります。次のチャレンジを、ポジティブ思考が自分の背中を押ししてくれるようになります。

何かにチャレンジする時に、不安で勇気が出なければ、意識してポジティブ思考に変えてみてください。

「私はできる」「私は大丈夫」と、誰よりも自分のことを信じてみてください。

どんな時でも自分を信じることができさえすれば、自分が思っているよりももっと、もっと、自分の可能性は大きく広げられると思います。

スキやSNSシェアだけでもすごく嬉しいです。サポートをいただけた場合は、娘・奈美と、息子・良太との美味しい思い出づくりに、大切に使わせていただきます。