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幸せとは何なのかを知れた2020年。幸せに生きると決めた2021年。〜岸田ひろ実のコーチングな日々〜

2020年、絵に描いたように晴れた日曜の朝。
親友から電話がかかってきた。

「ドライブにいかない?ひろみちゃんは助手席やで!」



幸せなことに私にはこんなカッコいい誘い方をしてくれる親友がいる。

ドライブに行かない?って、何年ぶり、
いや、何十年ぶりに聞く言葉だろう。


もっとすごいのは私が助手席に?って、少し大袈裟に言うと、おそらく百年ぶりぐらいに耳に入ってくる言葉である。

私は手だけで運転できる車に改造して、
移動はもっぱら自分で運転しています。
車いすユーザーになってからはどこに行くのも私が運転手。


それが1番楽だと思っていたからでした。


コロナの影響が落ち着きだした頃、思いがけない嬉しい誘いにときめいてしましました。

思い返せば、娘や息子も大きくなって手がかからなくなり、さぁこれから自分の時間を楽しめる!と思っていた矢先、私は病気で倒れて歩けなくなりました。


これまでよりもずっと大変な時を過ごすことになってしましました。

生きることを諦めそうになりながらも、
死なないことだけを選んできました。


少しずつ前向きな気持ちが芽生え、歩けなくてもできることを探し、歩けないからこそできることを見つけました。

とにかく娘や息子の頼りになる存在になりたかったのです。

美味しいご飯を作って食べさせたい。
心の支えであり続けたい。
働いて暮らしを支えたい。

娘にたくさん支えてもらいながら、ゆっくりではあるけれど、歩いていた頃と同じようにできることも増えてきました。


人の適応能力の凄さと、だいたいのことは何とかなる、そんなことをを学習したのもこの時でした。

中でも、娘が私にしかできない仕事をつくってくれたことで、私は再び、誰かから必要とされている幸福感と自信を取り戻しました。

立派な仕事をしたい、何かを成し遂げたい、誰かの役に立つ人になりたい。


そう思う気持ちが強くなっていました。

1年後、3年後、5年後、10年後、どうなっていたいのかを考える時、上位を占めるのはいつも仕事での目標でした。

家のことは母に任せることも多く、私の費やす時間や労力のほとんどは仕事になっていました。

私のためでもあり、同時に家族のためでもあると思っていたからです。

そんな生活が10年ほど過ぎた頃、昨年のコロナウィルスの影響で、私の日常、当たり前の常識が一変しました。

毎週の出張も全くなくなり、リモートワークが中心に。留守がちだった私の生活は、ずっと家で過ごす生活になりました。

体を休めるための休日も、コロナ禍では状況が落ち着くと、外に出て気分転換をしたいと思うようになっていました。

ちょうどそんな時の親友からの誘いは、仕事の帰りでもなく、何かの用事のついででもなく、ノープランの気ままなドライブ。


どこに行こうか、何をするのか、思いのまま。

楽しい!!!

まずは海が見えるカフェでティータイム。
さてどこに行こうか。何をしようか作戦会議。


メインイベントは島に渡ってみかん狩りに決定。
何かを狩ると一気に遠足気分が上昇する。

ランチは海の見えるレストランで。
青い海と空はご飯を美味しく、人を元気にするんだと実感。

カフェラテをお供に、取り留めのない話はエンドレス。私の指定席は助手席。


帰り道だって楽しい。

楽しい!!!




自分だけのこんな贅沢な時間はいつ以来だろう。


私にもこんな時間があったんだ。いや、時間はあったけど、こんな使い方を暫くしたことがなかった。

「ひろみちゃんの鼻歌、久しぶりに聞いたわ。。。」

私は無意識に鼻歌まで歌ってそうです。
どれだけ楽しく、幸せを感じたひと時だったのか、自分のことながら、私が1番びっくりしました。

このドライブで気づいたこと。

これからも私は、生きる目的とか意味などを探しながら、目標や夢をアップデートしたり
そのための努力もしていくんだと思います。


誰かに認められたい、褒められたい、何かを成し遂げたい、そう思うこともあるはず。


でもそんなことって生きていく上で、どれだけ大事なことなのでしょうか。


それよりもっともっと大切なことがあるんです。

自分に与えられた限りのある時間を、自分や自分の大切な人のために使うということを忘れてはいけなかったのです。

2020年、生まれて初めて経験したコロナ禍を通して気づくことができました。

自分が楽しいと感じる何気ない日常が、
家族と一緒に過ごせる幸せな一瞬一瞬が、
どれだけ素晴らしいことなのかを、
2021年の私は、私の全部で感じようと思います。


今年は自分のために、家族のために、大切な人のために、幸せな瞬間をたくさんつくりたいと思います。

生きる意味は、大切な人と幸せをたくさん感じること。ときめくこと。笑うこと。

その延長線上に・・・いい仕事ができている私がきっといるはずだから。

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