リンゴのデザートLa pomme tapée🍏🔨
私達のお店Loire Gourmande/ロワール・グールマンドのデザートの一つに
La pomme tapée (ラ・ポムタペ)があります。
La pomme tapée (ラ・ポムタペ)って何?
La pomme tapée (ラ・ポムタペ)は直訳すると「叩かれたリンゴ」になります。
叩かれたリンゴ?それはこちら↓
Loire Gourmandeで販売している6個入りのLes pomme tapée レ・ポムタペ(7,8ユーロ)です。
乾燥したリンゴなので、干し柿の様な感じですが、固すぎる為そのままでは食べられません。
こちらは私達のお店で業務用に使っているポムタペです。
そのままでは食べられないなら、ではどうやって食べるか?それは色々なやり方があります。お店によってやり方が違うのですが、大まかにはこんな感じです。
① 赤ワイン、又は白ワイン、又はクランベリージュースなどに砂糖や蜂蜜、シナモンなどを加えて3〜4日漬けて冷蔵庫に入れておきます。
② 3〜4日したら冷蔵庫から取り出して弱火で1時間くらい煮込みます。
③ 煮込んだリンゴを瓶詰めして保存します。
そのままデザートとして食べても良いですし、料理やケーキに使っても美味しいですよ。
Loire Gourmandeのポムタペは美味しい!と人気で、Cabernet d'anjou(カベルネ・ダンジュー)とクッキー(こちらもローカル産)を添えてお出ししています。
Cabernet d'anjou(カベルネ・ダンジュー)は甘みのあるロゼワインで、ここSaumur(ソミュール)と隣のAnjers(アンジェ)のエリア(マップの赤い部分)で生産されています。
La Pomme Tapéeの生産者さん
La Pomme Tapée(ラ・ポムタペ)の生産者さんLes Pommes Tapées du Val de Loire(レ・ポムタペ・ドゥ・ヴァル・ド・ロワール)はTurquant(テュルカン)にある私達のお店のすぐそばにあります。歩いて3分くらい。ここのオーナーとは親しくさせてもらっています。
ポムタペの歴史
18~19世紀頃、 Chinon(シノン)と Saumur(ソミュール)の間にあるロワール渓谷ではリンゴの栽培が盛んで、同じくTouraine(トゥレーヌ)側では梨の栽培が盛んでした。
当時、ポムタペは主に船員用の食事として消費されていました。長距離航海をする船員の食事のバランスをとり、壊血病を防ぐことができたからです。
その頃ブドウを襲った害虫「フィロキセラ」によって、ブドウ畑が壊滅的な被害を受けました。ワインの生産者ではワイン作りの代わりにポムタペ作りが主要な活動となりました。
1914年にはTurquant(テュルカン)に200台以上のオーブンがあったそうなので、この産業は繁栄していました。リンゴの近代的な保存方法の登場と、ブドウ畑の復活により、ポムタペの生産は衰退し、やがて消滅していきました。
現在では、Turquant(テュルカン)でポムタペは復活し、観光客達を魅了しています。
ポムタペの製造工程
りんごの皮を剥き、平らな籐のかごに並べ、パン窯で蒸し焼きにし、それを崩さないように正確にハンマーで叩いて平らにします。
ポムタペの生産者Les Pommes Tapées du Val de Loire(レ・ポムタペ・ドゥ・ヴァル・ド・ロワール)さんのyoutubeで紹介されていますので、ご覧ください。
「10月ごろからポムタペ作業が始まるので、見学に来てください」とオーナーから声をかけてもらいました。その時にまた記事にできたらと思います。
Les Pommes Tapées du Val de Loire(レ・ポムタペ・ドゥ・ヴァル・ド・ロワール)さんにはポムタペのブティック、レストラン、ポムタペの製造方法が観れるガイドツアーもあります。
LES POMMES TAPÉES DU VAL DE LOIRE
アドレス:11, rue des Ducs d’Anjou 49730 TURQUANT
[Loire Gourmandeの詳細] アドレス : 17 Rue Château Gaillard, 49730 Turquant FRANCE HP : https://www.loire-gourmande.fr Instagram : https://www.instagram.com/loire_gourmande.fr/
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