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気持ちに寄り添うのは大事だけど、言葉を鵜呑みにし過ぎない方が良い時もある

6歳の長女はすごく人見知りで、初めての場所では私にくっついて離れないことも多々ありました。
初めての場所は誰しも緊張するし不安になりますよね。

その気持ちにしっかり寄り添うことが大切なのですが、一方で子供の言葉を鵜呑みにし過ぎない方が良い場合もあるのだなと感じた事がありました。

出来事①小学校の入学説明会

小学校の入学説明会。保護者が体育館で説明を受けている間に、子供達は今の一年生と教室で交流することに。

「えぇ〜、やだ〜」
と言っていた長女ですが、いざ先生が
「では皆さん〜、こちらに並んでください」
と呼びかけると、私の側をさっと離れ、しかも列の先頭の方へ自ら行っているではありませんか!

(なんだ…やる気あるじゃないの)
と、遠目で教室へ向かう長女を見つめながら呆気に取られた出来事でした。

年長さんになってしばらくは
「小学校へ行くの嫌だな」
と言っていた長女。仲良しのお友達と別の小学校になるのが寂しかったようです。

でも最近は
「小学校に行くの楽しみ」
という発言も増えてきました。

長女なりに日々葛藤しながら気持ちに折り合いをつけ、次のステップへ向かおうとしているのでしょう。

出来事②バイオリンの合奏練習

長女のバイオリン教室の生徒さん合同での合奏練習がありました。

普段レッスンをしている場所とは異なる場所で、総勢約20人以上でやりますと事前に話があり、この時は私も緊張していました。

家では
「ママの側を離れたくない〜」
と甘える長女に
「そうだね、緊張するね」
と言いながら車で会場に向かいました。

練習場所に到着すると、大きい生徒さんは各自で、小さい生徒さんは保護者に手伝ってもらいながら楽器と譜面台の準備をしていました。

長女も私が手伝いながら準備をし、準備が完了した段階で
「じゃあ、ママ外で待ってるから頑張ってね」
と言ってみました。長女は
「えぇ〜」
と言っていましたが、愚図ることなくそのまま練習に参加していました。

練習室の外で様子を伺うと、指揮を見ながら演奏することもできていたので、ほっとしてその場を離れました。

合奏の練習は約1時間半。
普段のレッスンは30分なので長女としては大変だったと思いますが最後までよく頑張りました。

練習後、長女にどうだった?と聞くと、第一声は
「恥ずかしかった」
でした。

まとめ:子供は親が気づかない間に成長している

恥ずかしがり屋な長女も、年々成長し、逞しくなっていました。

その都度不安な気持ちに寄り添い、受け止めることは大切ですが、親が先回りして
「不安だよね、大丈夫?!」
と要らぬ気づかいをし過ぎると、長女が自立しようとする芽を詰んでしまうことになりかねないな…とも思いました。

気持ちに寄り添いつつ、口は出し過ぎない。
言葉では不安だと言いつつも、心の中では自立に向かっていることもある。
「不安」「緊張する」を鵜呑みにせず、その裏にある気持ちを想像する。

「見守る」ことの大切さを、長女に教えてもらった出来事でした。


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