伝わる色について考える💡〜色彩心理とユニバーサルデザイン〜

オンライン市役所の伝わる色について語り合う自主ゼミに参加して、色彩心理とユニバーサルデザインの2回の色についての講義を聴いてみんなで語り合いました。気づきや生じた疑問を書いてみます。

①色彩心理について

色の3属性(色相✕明度✕彩度)や色相環とトーンマップに出会い、色彩はセンスではなくルールだと知った時の感動を思い出しました✨

また、知らず知らず色彩の心理効果の影響を受けているかも?と思いました💓
仕事でバタバタしていたときにオフホワイトやグレーの服を選んで着ていました。気持ちが落ち着くのでしょう。

自主ゼミのテーマが〈伝わる色について語り合う〉なので、私の場合はまずはグラレコを描く時に、まずどんなイメージを伝えたいかを考えて、色が人に与える心理効果を考えて色を選べるようになったらいいと思いました。最近グラレコを人にシェアする機会があり、テーマに合わせて色使いを考えています。色彩がもつイメージから頭に入れよう🎨

配色についての疑問も生まれました💡

❓近い色は統一感を与え、反対の色はインパクトを与えるというざっくりとしたことは意識しているけど、どのくらい近い色を使うかや反対ではないけど対照的な色など中間の配色をどんな時に使うかなど自分で配色する時には難しいと感じました。

❓グラレコでは使う色数は少ないほうがいいと言われるけど、デザインの世界で2、3、4、5、6色と複数の色を使う場合、どうやって何色にするか決めているの?

❓3色は、トライアドとスプリットコンプリメンタリーがあってどちらも合う配色だけどどう使いわけるの?(イメージによるのか)

実際に配色しようとすると、こんがらかります🤔

②ユニバーサルデザインについて

ユニバーサルデザインは、多くの人が利用しやすいデザインのこと。その中で高齢者や様々なタイプの色覚特性を持った人にも情報が伝わるように配慮する必要があります。

仕事や生活の中のユニバーサルカラーデザインの例を考えてみました。

仕事では、

●窓口でご案内するときに大事なところが伝わるようにマーカーを引きながら説明します。黒い文字とマーカーの色が重なると見づらいこともあるようで、文字の下にマーカーを引いたほうがよさそうです。

●マイナンバーカードの写真を撮影するときに、緑と水色の背景の2種類を用意しています。髪の色や服の色が明るいか暗いかで、見えにくくなることがあるからです。髪や服の色が暗ければ明るい水色の背景、明るければ緑の背景にして明度差(明るさの差)をつけています。同化してしまう色はなるべく避けています。

生活では、

●青い火と黒いガスコンロの組み合わせは高齢の方には見えにくいことがあり、消し忘れ、火事につながることがあるそうです。
私も青い火は見えにくくて、最近、火がつけっぱなしになっていることに気づかなくて冷や汗をかきました。うちのガスコンロが火がつくとレバーがオレンジ色になるのは、そういうことにも配慮されているのかなとふと思いました。

●お店の看板も一見、見づらい色の組み合わせでも間にセパレーションカラー(色と色の間に入れる色)を用いることで、※色のシュミレーションアプリを使って見てみてもどの色覚特性の人も見えるようになっていました。

※色のシュミレータ…様々な色覚特性を持つ人の見え方をシュミレーションするアプリ

色彩検定が終わって、知識を忘れてきたり、なかなか活用できていなかったりするので、貴重な時間です。講師の方も自主ゼミのみなさんもいつもありがとうございます☺

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