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お題と多様性とプログラミング

おっと。ミスターお題から考えるタイプのQ3が更新されていた。川田十夢の本文をご覧いただくとわかるのだか、大変コンパクトにまとめられていた。しかもユーモアの滋味豊かに。

そして。私がいつものように感想文を書いたら、なんだか無駄なことばかり書いていたずらに字数が増えた…
多様性ってなんですかね。という疑問からはいるからだろうか。

多様性ってなんですかね?
英語のdiverCityの語源はdiverstiasというラテン語のようだ。17世紀には現代のニュアンスで使われるようになったとWikipediaに書いてあった。最初消極的な意味も含んだらしいが後々肯定的に変化していったらしい。

現代的にdiverCityは相互的な尊重と自身のアイデンティティを確立するところからはじまるのだと思う。つまりはジェンダーバランスを図るにもそれは同じなんだと思う。が、昭和生まれの私。ダイバーシティとかジェンダーとか言われると、「そそそそそ、そうだよねぇ大事だよねえ」となんか焦る。

老害という言葉は嫌いだが老人が私の感覚では無礼だと思うことをやっても「ああ、教育うけてないんだな」と思って流すことがある。きっと令和生まれのキッズが大人になる頃、私が生きていたら「おばあちゃんの時代はジェンダー科目なかったんだろうな。」とか「ダイバーシティって幼稚園児でも知ってるじゃん」と思われそう、それがジェネギャ、ジェネギャ。

あ、どうも苦手な話題が飛んでくると意識を滑らすクセが抜けないので滑らしそうになったが、川田十夢のそれは全然違うようだった。

いや、そもそもがプログラマーのジェンダーギャップを埋めるために女性プログラマーを増やそうと活動なさっているラジオのゲストが「そもそもプログラミングという言葉が怖い」ということから川田十夢が思いついた問題が"プログラミングの新しい呼び方を考える"だったので関係はありつつの大喜利の様相もありつつの自問自答だった。

プログラミングという言葉の響きがこわい…コンピュータとはいえ相手に命令する言葉だからだろうか。しかし、シンギュラリティを見据えて彼らに丁重な態度をとっておくことはいいことかもしれない。

そこで川田十夢が出した答えはまずこれだった。

プログーラ(グラノーラみたいな言い方)
グラ(ブラみたいな言い方)

そうですか。ケロッグをシリアルと呼べる男性がどれくらいいるだろうか、と川田十夢。ならば当然オートミールとかミューズリーとか未踏の地だろう。先輩風みたいな女性風を吹かすわけじゃないけど、ケロッグとは似て異なるものにオートミールというものがあって。

さらにオーバナイトオートミールというレシピがあって。どんなものかワクワクして作ってみたらオートミールに豆乳でも牛乳でもアーモンドミルクでもなんでもいいからぶっかけて一晩冷蔵庫にぶち込んでおくものでした。"オーバナイト"にワクワクした私の心を返して欲しかった。

それくらい語感は大事なので川田十夢のアプローチは正しいのかも。ただ、ポール・マッカートニーのオブラディオブラダからブラジャーのことをブラということを学んだというのは…それだと"おブラ"であるべきではないのか?ブラを"おブラ"と呼びそうなのはオネェとかクイーンさん、はっ。もしかして多様性を含んだ問題定義を私は自分でしてしまっているのか?

ちなみに私は一応女性ですがブラとは呼びません。いつ何時でもブラジャーと呼びます。省略される音が恥ずかしいと感じるたちですので。

ブループログラミング(ワインが合いそう)
(プロ)グルァム(ゴディバみたいに)
プログラーミュ(ミルフィーユ)
ロックプログラミング(ロッククライミング)
プログラミング水(化粧水みたいに)
ぷろん(ぴえん)


そうですかそうですか。こちらは川田十夢が過去から現在にかけて女性との会話から自分との違いを思い出してみた結果の新しいネーミングであるという。

川田十夢の知る女性はブルーチーズを筆頭に真空パックされたようなお高いチーズが好きだったのだろう。対して川田十夢はチョコにしてもチーズにしても100円くらいで買えるもので満足らしい。

どっちもいいから困る。パルミジャーノレッジャーノのアミノ酸が結晶したのをジャリジャリ食べたい欲求もあるし、プロセスチーズを角を欠けさせつつ銀紙を剥いて口に放り込みたいという欲望もある。

チョコもベルギーチョコのバカみたいに高いものもが美味しいことは知っているし、CGCのカカオ86%チョコレート185グラム入りが値段のわりにめちゃくちゃ美味しいことも知っている。

これで行くと"プログラーノ"でもいいわけか、チーズ的に。すると"できるプログラム"でもいいのか、さけるチーズ的に。プロセスミングなんでプログラミングの意味的にもそのまま使えそう。プロセス=過程、工法、方法だもん。ゴディバ同様ベルギー王室御用達のガレーでいけば(プロ)グラー(ミング)?

ミルフィーユは自分がそんなでもないからわかんないけど単調な味ではなく複雑な味を好む傾向があるのじゃないか。個人差あるけど。小皿が何個も乗った料理でちょこちょこ食べたがる人も多いのと同じで。個人差あるけど。

ロッククライミング、持病が発症する前はボルタリング教室に通うために見学に行っていたからなんも言えない。化粧水は確かに欠かせない。ただ、どんなに高価なものより1000円以下でアルコールフリー、鉱物油無添加、防腐剤無添加、無香料とか書いてある方が肌が落ち着く。
シャンプーもまた然り。安い女なんすよ。だからハトムギ化粧水と同じくナチュリスのハトムギゲルを愛用している。無添加なので。と、なると。無添プログラ(無添くら寿司みたいに)とかどうすっか。ぴ、ひえん???

しかし川田十夢の正解は、

組み物(ライク・ア・編み物)

プログラムは組むものなので、組み物が正解。なるほど。たしかに楽しい組み物教室とした時のイラストレーションは多様性に満ちていた。

多様性やらなんやらについてゲイでありドラァグクィーンの方が「細分化してもそこからはみ出る人はいる」「放っておいて」「理解して欲しいけど理解して欲しくない」と言っていたのを思い出す。

川田十夢がいうように性別や趣向が異なるというだけで敵対するなんて機会損失の最たるもの、たのしくやりましょう。とするためには自分の定規は自分のために使うことでしょうかね。(石野卓球のサンプリング。)
自分の定規で相手を測っても曲線や段差が違うからうまく測れない。なのに自分の主張には従えなんてもってのほか。

この手の話題にクレーム心が反応しちゃうのは多分自分の中のアイデンティティが確立してないから。ふうん、あなたはそう思うのね。と、受け止めることも大事。だからといって理不尽を許すわけじゃなく。こんな風に少しばかりのユーモアで世界をコーティングしていくのはどうでしょうか。

ちなみに私の正解は"ぷろぐらみんゴ"でした。あなたの正解はなんですか?正解をみんなで持ち寄れるといいですね。と、ながくなりました。いつものことですぴえん。

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