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玉ねぎの汁が目薬。アーユルヴェーダ「Drishti」は果たして良薬なのか

目がどんどん悪くなっているのを実感しているこの数年。
パソコンとにらめっこする作業も多く、コロナになってからは大学の授業もオンラインになって、どんどん視力が落ちた気がする。視力そのものより、乱視のボヤけが酷い。
温泉に行った時に裸眼で浴室の時計が確認できない、裸眼では夜人が立っているのか電柱なのかガードレールのみなのかわからない。

ドライアイなのか、この数年、起き抜けに目薬をささないと目が開けられない。目薬はトロリとしたタイプの超・高粘度のものを使用している。

何かいいものはないかな、とアーユルヴェーダの目薬を発見。玉ねぎを切ると沁みる、あれを目薬にしたもの。普通に考えて物凄くしみそう。

こないだ西葛西の「リトルインディア」に行って、インド雑貨店とかで探してみたものの、さすがに見つからないのでインドから取り寄せてみた。

現地価格はひとつ20ルピー。40円ほどw
説明書などはもちろんなく、ヒンディー語で成分をみてみると、たまねぎ、ジンジャー、シトラス、ハニーが入ってる。全部食べもの。ということはカラダに入れても問題ない。が、茶色い目薬はお初だ。

ちなみに玉ねぎの目にしみる成分、硫化アリルには血液をサラサラにする働きがあるそう。眼や周辺の血液の流れがよくなるのかしら。

そうはいっても物凄くしみるだろうと思うと恐ろしくて気軽には点けられない。
夜、寝る前に横になってティッシュを用意して、恐る恐る点眼。

・・・0.5秒K.O.
入れた瞬間から猛烈な刺激、眼がぎゅーっと閉じられてしばらく目が開かない。目の奥まで、頭まで刺激が伝わる感じと、その後お腹まで刺激が降りてくる。さすがに下すとかはないけど。

翌日も就寝前に点眼。全く慣れない猛烈な刺激。目がぎゅーっとなったあとに涙が出てくると、これが目をきれいにしてくれてるのかな、みたいな好転反応よっしゃみたいな気になってしまう。

視力を回復するための目薬ではないので効果という程のこともないけど、外を歩いてて若干遠くの見晴らしがクリアになってる気もする。

数日、寝る前と時々起き抜けに使用したけど、朝の方が刺激が強く、「痛い」よりも「やばい!」な神経が切れるみたいな感覚が走ることも。

目薬のせいなのか、昨日の朝は左目の半分が充血して白目がブヨっと炎症起こしている。荒治療が荒すぎたんじゃないかという疑惑。その後炎症は引いたけど、ちょっと怖くて使えなくなってしまった。

もうひとつ、アーユルヴェーダではギーと呼ばれる精製バターで眼を浸す、「ネトラバスティ」という眼のエステがある。
日本の施術所は高いしやってるとこも少ないので、実は自分でオーガニックのギーを購入してやっていた。
顔がベタベタになるだけで、こちらは害はなさそう。またこちらをやろうかな。

日本語では玉ねぎの目に染みる成分が目にいいとか、硫化アリルが目薬になる、という文面は見当たらなかったけど(鼻づまりにはいいらしい)、この、みんなが避けたい涙がでる玉ねぎの刺激を逆手にとって目薬として世に出しちゃうインドってやっぱり逸脱してるし、なんか敵わないよなって感心してしまう。

今度カレー作るついでに玉ねぎみじん切りしまくって涙をたくさん出したら目に良い変化が起こるのか試してみようかな。

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