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ノートに書き出そう! vol.1 嫌なこと、好きなこと。

私は「なんでも書くノート」というものを日々書き込んでいる。
その名の通り、なにを書いてもいいノートだ。

「なんでも書こう」というと、途端に書けなくなる人は多いと思う。

自分の思考をすんなりアウトプットしていくのは、実はそんなに容易いものではない。
私は数年間もこうやってノートを書き続けているから慣れているが、普通の人に「はい、なんでも書いて」と言ってノートを差し出したところで、何も書けないだろう。

そこで、ノートを数年間書いてきた私が、「こういうことを書いてみませんか?」という提案をしてみる。
シリーズ化として何本かに分けて執筆していこうと思う。

今回は、「好き・嫌い」について。
さぁ、ノートを一冊用意して書いていこう!



嫌いなことを書いてみる

今あなたが一番やっていて嫌いなこと、もしくは、直感的に、本能的に嫌いなことはなんだろうか?

人間は生きている以上、必ず好き嫌いというものが出てくる。

まずはその「嫌い」を書き出してみよう。


とはいえ、いきなり嫌いなものと言われても戸惑うはず。
なので、一部例として私の嫌いなことを書き出してみる。参考にして同じように書き出してみてほしい。

*私の嫌いなこと

今やっているパートの仕事の一部
コンフォートゾーンから抜け出しすぎて辛いから嫌。
人が多くて疲れるから嫌。一部の人がキツくて嫌。
陽キャの雰囲気で無理してしまう、自分がわからなくなってきてしまうのが嫌。
職場まで距離があるのが嫌。支度に時間がかかるのが嫌。
なんかモヤモヤして嫌。飲み会に誘われるのも嫌。
サビ残あるの嫌。タイムカード押す部屋が嫌。

こうやって書き出してみると、今の私が一番嫌いなこと、不快に思っていることが浮き彫りになった。

「OOが嫌」「XXが嫌」というふうにいい大人が書き綴るのは、なんだかタブーな気がするかもしれない。
でも、ノートにはなんでも書くことが重要だし、そこに嘘をつく必要もない。

「嫌いなこと」で大きく括ったが、書き方は人それぞれでOK。

私のように今嫌いなこと、不快なこと、投げ出したいこと、を書いてもいいし、
自分が生きていて長年嫌いだと思っているものを書いてもいい。

とにかく、嫌いなものを書き出してみる。
書き出すだけでいい。そうしたら次のステップに進もう。


好きなことを書いてみる

嫌いなことを書き出したら、次に好きなことを書いてみよう。

今好きなことでもいいし、昔から好きなこと、ものでもいいし。好きな国、好きな音楽、やってて好きなことなど。

私は嫌いなことで今の仕事について書き出したので、おのずと「好きな働き方」について書き出していた。
例えば以下のような感じだ。

*私の好きなこと

これからやってみたい仕事の環境
支度や交通に時間がかからず、ささっと働きに行けるような環境が好き。
人間関係はドライなようで、親切。親しき仲にも礼儀ありという感じが好き。
人数は多くない方が好き。こぢんまりとしているところが好き。
みんなでワイワイじゃなくて1人でコツコツ作業できる方が好き。
仕事というよりは近所のお店を手伝いに行く感覚も好きかもしれない。
お給料は低くても仕事が楽な方が好き。

好きな働き方について書いてみた。

あくまで理想だし、「こういう職場なんてないだろうな」と思わず、とにかく理想を詰め込んで書くこと。


書き出すと起こる人生の反応

自分の頭で考えていることと、実際に書き出してみることでは全然意味が違ってくる。

書き出してみることで、頭の中で考えたことが可視化されるからだ。

今まで無意識に考えていたことが可視化されれば、それは無意識ではなく「意識」するようになる。

意識すれば、自然と人生がその方向へ、徐々に向かっていく。


好き、嫌いは、子供の時はなんら無理なく、スラスラ口から出てきたはず。
けれども大人になって、いつしかそういうことが言えなくなってくる。
本音と建前を使い分けたり、嘘も方便だったり、そういうことを繰り返すうちに、自分の好き嫌いがわからなくなってくる。

私は、ノートは素晴らしいツールだと思っている。何を書いても、誰にも怒られない。誰も傷つけない。悲しませない。

自分がどんな状況であっても、紙とペン一本あれば書き込める。
ノートは、自分のどんなことでさえも、受け止めてくれる最強の相棒でもある。

こんな最強のツールを使わない手はない!


子供の頃に戻った時のように、自分の好き嫌いを書き込んでみよう。

嘘はつかず、本音で書けばいい。

好き嫌いを書くことが、自分を知るためのまず第一歩となる。

自分を知れば、人生を変えていける。

18年一緒にいた夫(発達障害/躁鬱/アルコール依存症持ち)と離婚することになりました。離婚して新しい一歩を踏み出すまでを投稿します。