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子供を守ると言う事

今日日本の新聞で子供が虐待されて、虐待された子供の母親の再婚相手義父が警察に逮捕されるという記事を読んで心が痛んだ。一つは3歳児が眠らなくて腹が立って頭を殴って急性硬膜下血腫にさせ意識不明の重体にさせたという記事。

もう一つは11歳の娘をしつけの為と言ってバリカンで頭の毛を刈り、顔を蹴って全治一か月の眼底骨折させたというものだ。

こういう事は絶対にあってはならない事である。

本当の父親だろうが義理の父親だろうが関係ない。

母親はその時に何をやっていたのだと皆は思うかもしれない。この恐ろしい行動を私はかばうつもりや言い訳するつもりは毛頭ない。しかし、批判なら誰でも出来る。そして事情は中々複雑なのだ。

家庭内暴力、子供のせっかんは今に始まった事ではない。こんな事は人間が生存してからずっとあった。それが原因で昔の言葉で言えばかたわ(身体障害者)になったり死んだりした子供なんていくらでもいる。本当に本当に恐ろしく悲しい事だ。

父親違いの9歳上の私の兄が言った言葉が今でも私は忘れられない。

父が仕事から帰宅してまだ2,3歳だった私に良い子にしていたかと父が聞いた時(父は年で出来た娘の私を厳しいながらもとても可愛がっていたようです)私はお兄ちゃんと喧嘩をしたといいつけて父を怒らせ、怒った父はまだ10歳そこらの兄をせっかんしたそうだ。大きな体の父に殴られることも辛いがそれを横で見ている母が止もしないで知らんぷりをしている事にさらにショックを受けていたら、しばらくして母が父が居ない時に兄の所に来て本当にすまなそうに言ったそうだ。”もっちゃん、ごめん。でもお母ちゃんが止めに入ったらお父ちゃんはもって怒ってもっちゃんをもっと叩くけん知らんふりするしかなかったんじゃ”と。

子守の為に赤ん坊の私を背中におぶって田んぼで近所の子供達と一緒に遊んでいたという私の兄は”おめえには背中にウンチやしっこをされたとか”、おめえのお陰でワシは大変だったんじゃけんのう、ほんまに”とたまに聞かされたが、そう言う兄の声と顔には私に対する愛情が溢れていた。その兄もで16年前に亡くなってしまった。私は優しい兄を持った事を有難く思っている。

頭がおかしくなって子供を傷つける人もいるし、ただのうっぷん晴らしで虐待するそれも夫婦でする人もいる、一生懸命親業をやっているけどつい叩いてしまったなどその他いろんなケースがある。

子供を叩いてしまうまでになる前にどうにかならないもんだろうか?

私も子育てはした事があるから子育ては綺麗事じゃないのは従順承知している。生意気な事を言ったり、暴れたり、言う事をわざと聞かなかったり、心配事は尽きないし、病気になったら何日も寝ずに看病でこっちはクタクタだ。親はみんなそれぞれ頑張っている。

育ては大変だけれど、子供たちは可愛い時は最高に、この世の何にも勝って可愛いしいとおしい。

この世に生まれたかけがえのない愛おしい命はみな大切にされ、愛されて育てられる権利がある。これは世界中の人間にあてはまる事だ。

今世の中の二極化がどうとか、世の中の転換期とかと多くの人達が色々言っている。

今まであったどう考えても理不尽な事は多くあるが、私はこういう事が早く解決出来る新しい世の中になって欲しいと心から願う。




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