読書感想文 ぼくたちに、もうモノは必要ない。

僕自身ミニマリストに憧れていたのでこの本を読んでみた。

この本の著者は僕と同じような悩みを抱えていた、というよりもみなが感じる悩みを持っていると思う。

その悩みをどうやって乗り越えていったか、それは多すぎる物を捨てる事。それだけで治るのかよと思ったが、人は物欲に代表されるように欲しい物に縛られて生きている。その物は本当に自分にとって欲しい物か?

アドラーも言っていたが、たいていの人間の悩みは周りの人間に自分がどう思われるかという事。いいものを身に着ける事や広い間取りに暮らすこと、いい家具を置く事、自分を高めてくれそうなコレクション。そうやって人からかっこよく見られるはずだと考える。
だがそれらは本当に自分にとって必要な物だろうか?見栄で買ったものではないだろうか。それらを見返し不必要なら捨て、そして本当に必要だと思ったら買う。こういうことを繰り返すと、人にどう思われるかという悩みなどどうでもよくなるだろう。そして人は自分が思うほどに自分に興味がないと気付くだろう。

ミニマリストになること、志すことにより足るを知ることが出来る。そして自分の身の丈に合った生活が出来、結果的に自分を高めることが出来る。ミニマリストになることにより、物の数を減らせ1つ1つの物に対して集中して向き合うこと出来るからだ。
そもそも人間の脳は5万年前から何も変わっていないらしく、5万年前などは物に溢れていなかったはずだ。だから今みたいに物が溢れると人間の脳もパンクするはずだ。だからこそミニマリストになるべきだし、ミニマリストになろうと思った本でした。

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