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旅行について考えた

この状態になり一年以上。観光地では観光客が来ないため苦境のままだし交通機関だってまいっている。


旅行に行くのはなぜだろうと考えた。

私は旅行は好きだが、最近では特に行きたいとは思わなくなっている。動画配信サイトが詳細を見せてくれるし、旅行自体はお金がかかるし、なにより、その土地などを私が汚してしまう事実を担うのが嫌だからだ。

ゴミを拾えば?気をつければ?汚したことにはならないだろうか?

人が移動することは、様々なものが動くのである。電車に乗り駅弁を買えば弁当も移動する。電車は動力がないと動かない。電気を発電させるためには様々な燃料を使う。車だって同じことだ、ガソリンを使う。コンビニで買ったものは車とあなたと移動をともにする。

もっといえば宿泊先の食事材料は遠い土地から来ているだろうし、それは衣料品や備品にしても同じ。

地産地消が推進の動きをみせているのは、流通にかかるコスパ減も理由のひとつであり、移動することについて私達はキチンと向き合わなければならないのではなかろうか。


観光客が減ったことで、海水の透明度が上がったという報道があったけれど、当然ではなかろうか。

私達は地球に生かされるだけの存在なのに、迷惑ばかりかけてやしないか。


旅行のドキドキは気持ちが上がるけれど、自分が必ず行かねばならないなどの事情がない限りは、旅行を控えて諦めるという選択は、その土地の浄化する力に協力したと言えるんじゃないかな、と思うのである。



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