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「続・熱力学エントロピーの正体」~Part9~ひーろまっつん著

§2.お金の流れの持つエネルギーとは?

 前回の記事で、私は、お金の流れはエネルギーであると私は述べたが、お金の流れは、どのようなエネルギーとして表せるのであろうか?ということについて、ここでは、述べることにしたいと思う。

 まず、お金というのは、最近では、物としての側面と、データとしての側面とを持つものであると思うが、その場合には、その金額のお金を支払うことで、その金額のデータに置き換えることが可能であるということになる。

 最近では、クレジットカードだけでなく、電子マネーや、スマートフォンアプリ決済といった、お金を支払う方法も、様々な形が出てきているため、そのように、お金をデータとしても、やり取りが可能になっているのであるが、お金の本質は、やはり、金属貨幣や紙幣であることから、お金の持つエネルギーを表す場合には、金属貨幣や紙幣として扱うのが妥当であると、私は考える。

 そして、そのように考えると、お金の持つエネルギーの物理学的な説明も可能であることと私は考える。

 そこで、お金の流れの持つエネルギーとは、どのように表せるかをここで考えていくことにするが、まず、物理学的なエネルギーとは、どのように表せるのかを、ここで確認することにする。

 物理学におけるエネルギーとは、「仕事をしうる潜在的な力」のことである。

 そして、物理学におけるエネルギーには、物質の持つ内部エネルギーや熱量で表される熱エネルギー、位置エネルギー、運動エネルギー、仕事量で表される仕事のエネルギー、熱力学エントロピー、体積変化のエネルギー、電気力エネルギー、摩擦力エネルギー、氷蓄熱等による冷熱エネルギー等もあり、このように物理学においても、様々なエネルギー形態が存在する。

 しかし、この中で、流れの持つエネルギーに関係するエネルギーは、位置エネルギーと、運動エネルギー、熱力学エントロピーだけであろうと思う。

 そこで、これらのエネルギーとお金について、あてはまるものを見つけていくと、お金の位置エネルギーとは、金利のことであろうし、お金の運動エネルギーとは、お金の流れ、つまり、経済のことであろうし、お金の持つ熱力学エントロピーとは、新たに定義することで決まるであろうしと、言った結論になると思う。

 そこで、私の考案する、経済力学エントロピーについて紹介することにしたいと思う。

 しかし、その前に、お金の位置エネルギーである金利や、運動エネルギーである経済における、お金の流れについて、ここで、まず、述べておくことにしたい。

 まず、お金の持つエネルギーのうち、お金の持つ位置エネルギーである金利について述べたいと思う。

 金利というのは、お金の持つ位置エネルギーであると考えられるが、物理学的な位置エネルギーというのはどのようなエネルギーであるかを考えてみることにしたい。

 物理学的な、位置エネルギーというのは、物体の位置によって決まる、仕事をしうる潜在的な力のことであると言えると思う。

 つまり、お金の位置エネルギーである、金利についても、同様に考えられ、つまり、金利というお金の位置エネルギーが、お金の流れを生み出すエネルギー、つまり、仕事をしうる潜在的な力になっていると考えられると思う。

 もう一方で、物理学的な、運動エネルギーというのは、運動している物体が持つエネルギー、つまり、仕事をしうる潜在的な力のことである。

 つまり、経済における、運動エネルギーとは、お金の流れ自体が、お金の運動であると考えられ、お金が動くことによって、得られるエネルギー、つまり、仕事をしうる潜在的な力のことであると言えよう。

 そして、この、お金の持つ位置エネルギーと、運動エネルギー、そして、もう一つ、お金の持つ熱力学エントロピーを、きちんと考えて、経済学の研究を進めていくことで、経済における自然現象が起こる理由も、きっと、理解できるようになることと、私は考えているが、そのためには、経済力学エントロピーを定義することが必要であると、私は、考えるため、ここで、私は次のような、経済力学エントロピーの定義式を考案する。

 経済力学エントロピーは以下の式で定義する。

⊿edS=⊿WMa/G =⊿2.016s [J/G]

   ⊿edS:経済力学エントロピー

⊿WMa :お金のする仕事量の変化量
     
           G:絶対的金銭価値(ゴールド)

    s:秒(単位時間)

 

 

 

 

 

 

 

サポートありがとうございます!このお金を私は決して無駄には使いません。これからも、ぜひとも、見守っていてください。よろしくお願い致します。^_^