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「花鳥風月」〜四季の移り変わりを日々感じながら生きてきた私の第二の人生〜その1

 私は、熊本県の山奥の村で、四季を感じながら幼少期を過ごした。その山奥の村では、春になると、山には数々の山菜が芽吹き、夏には、川に鮎の群れが戯れ、秋には、山が紅葉し、冬には、雪の中、近くの山に猿の群れが、出現するような、四季折々の自然と共に暮らしや生活が成り立っていた。

 私が、幼少期を過ごした、熊本県の五木村は、子守唄の里として知られているが、私が、そこで最も感じたことは、自然と共に生きる人々のバイタリティ溢れる生活そのものを、とことん楽しむという生き方だったように思う。

 私は、山奥の村から、都会に出て来てからは、まず、様々な本を読んだり、学問をすることに夢中になった。なぜ、そのようなことにまず興味を持ったのかといえば、新しいことを学んだり知ることが、とても楽しく思えたからである。だからこそ、本を読んだり、学問を志すことが、私には、とても嬉しいことであり、そして、とても楽しいことだったのだ。

 今でこそ、私は、パソコンを使って、文章を書いたり、学問について研究したりすることに生き甲斐を感じるようになったが、山奥の村で育った当時からは、そのようなことが、自分の生き甲斐になるとは、到底、考えられないことだった。また、私が、都会に出て来なければ、そのような自然と共に生きる生き方しか、私は、知り得なかったのかもしれない。

 今現在では、熊本県の五木村では、温泉が出来て、そして、観光産業にも力を入れているようである。

 また、パソコンやスマートフォンの普及によって、観光などの宣伝も容易にできるようになっているため、今現在では、熊本県の五木村は、観光地としても、人気が出てきているのではないかと、私は、思っている。


 私は、そのような熊本の山奥の村で、幼少期を過ごしたが、歳をとってからも、健康体でずっといられるのであれば、また再び、山奥の村の自然の中での生活を望むようになるのかもしれないと思う。

 しかし、まだ今は、その時ではないように思う。まだ、都会で、やり残していることが、まだまだ、沢山あるからだ。

 私が、都会で最もやりたいこと、それは、自分の力で、大きな財産を築き上げることである。

 その夢を決して諦めずに、目指し続けることができるうちは、まだ、その時ではないと思うのだ。






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