見出し画像

妊娠中でもパパにできること

3歳になる双子の父親ですが、このたび妻が第三子を妊娠しました。峠は越したかもしれませんが、妻はまだまだつわりと戦う日々。小さな命を一生懸命育てています。

産まれたあとは、オムツを変えたりミルクをあげたり抱っこして寝かしつけしたりなどなど…母乳による授乳以外はパパにできないことはないと思います。

ところが妊娠中はどうでしょうか?

つわりがあるわけでもありません。お腹が大きくてちょっとした動作がしにくくなることもありません。赤ちゃんが動いたり、蹴ったりをお腹の内側から感じたりするわけでもありません。

では、パパは子どもが産まれたときに突然パパになるのでしょうか?個人的にはこれは違うと思っていて、やはりパパもママの妊娠がわかった時点から一歩を踏み出し、一緒に少しずつ進んでいくのだと思います。

あくまで僕自身の経験でしかありませんし、前回の妊娠のときの記憶と今回の経験がごっちゃにはなっていますが、僕が妻の妊娠中に心がけていることを書こうと思います。

これをやっておけば正解なんていうものでもないし(そんなものはないと思うし)、あくまで参考としてとらえてください。

日常生活のなかで少しでも妻に自由に過ごしてもらうためにやっていることです。特に変わったことをしているわけではありません。

1.家事

当たり前ですが極力妊婦さんの家事の負担はなくしたいです。料理、洗濯、掃除などは一手に引き受けます。

仕事が忙しくて全部1人でできない場合もあるかもしれません。そんな場合は、やめられる家事はないか見直す。食洗機、洗濯乾燥機、お掃除ロボット、調理家電など家事を自動化してくれる家電に頼る。家事代行を頼む。など工夫する必要があります。

我が家も最初の妊娠の時は、僕が仕事で帰るのが23時以降になるのが当たり前という生活が続いていました。食事はお弁当や冷凍食品に頼りっきりだったし、洗濯は週に1、2回まとめてやる。その分服を多く用意しておく。掃除も週末にやるといった感じでした。どんな方法でもよいですが、妻に自分のペースで生活してもらうことが一番大事です。

家事を定期的に見直す習慣は、子どもが産まれたあとにも役にたちます。

2.育児

初めての妊娠の方は飛ばしてください。

第二子以降の妊娠ですでに子どもがいる場合、特に子どもが小さい場合は何かと呼ばれてあちこち動いたり、抱っこなど力を使うことがあったりします。お風呂に入れるのもかなりの負担になります。

子どもたちのことは極力やります。

これは病院に連れていったり、健診や予防接種、保育園や幼稚園のイベントや手続き系の作業なども含みます。

普段平日の夜にお風呂に入れるだけ、休日に子どもを遊びに連れていくだけという人は子どものことを知るいいきっかけにもなると思います。

3.話をきちんと聞く

赤ちゃんのことに関する話はもちろんですが、それ以外の他愛のない話でも適当に流さずにきちんと聞くようにしています。

特に話の目的やゴールがあるわけでもないかもしれないし、話し方が冗長だったりするかもしれませんが、反応しながら聞きましょう。

よく言われることかもしれませんが、特にアドバイスしたりする必要はなくて感情に寄り添って共感してあげるのがいいと思います。

言葉に出して話しをするだけで気持ちが軽くなったりするものです。ダメ出しとかはしないほうがよいです。

4.何でも頼みやすい・話しやすい雰囲気を作る

妻の場合、つわりの時期は欲しいものがコロコロ変わりました。特に食べ物飲み物です。あらかじめ買い置きしておくのも手ですが、ブームは思いのほか短いです。

そのため、妻が「欲しい!」と思ったときにLINEなどで連絡してもらって僕が仕事帰りにコンビニで買ってくる、というのが今のところ我が家では一番いい形になっています。

妻が欲しいと思ったものを買ってくることは大切です。しかし、欲しいと思ったものを買ってきてと気軽に言えるかどうか。これが本質だと思います。

頼まれたときに嫌そうな顔をしたり、余計なことをブツブツ言ったりすると、頼んだ方も申し訳ない気持ちになってしまって次からは頼みづらくなります。

個人的な意見ですが、これをこじらせるのはかなり危険だと思います。「話してもムダだから言わないでおこう」という意識が芽生えてしまう可能性があるからです。相手への信頼感がぐっと下がってしまう。

子どもが生まれたあとも何かと夫婦で話し合って決めることが多くなります。そんなときに気軽に話ができないのは苦しいです。

これは仕事でも同じことだと思います。何かを依頼したり、発言したことに対していちいち嫌な顔をされたり嫌味を言われたり、話を全く聞いてもらえない。

そんなことが続くと次第に「頼んでもムダ、話してもムダ、やめておこう」となってしまうのは想像できるのではないでしょうか。

何でも言いやすい雰囲気は大切です。

かなり奥が深い内容だと思いますが、最初から変に先回りして気をつかう必要はなくて、まずは話を最後まで聞いて笑顔でOKすることを繰り返すだけもいいと思います。

5.妊婦健診に同行する

これはかなり重要だと思います。

個人的には父親としての自覚とかはあまり意識したことはありませんが、自覚を持つにはどうしたらよいかと悩んでいる方がいれば、特におすすめします。

妊婦健診に同行した方がいいと思う理由は大きく2つあります。

1つ目は、単純ですが、産婦人科医の先生の話を2人で一緒に聞けることです。1人で聞くより2人で聞いた方が聞きもらす可能性が少なくなるし、妻からの又聞きだと正確な情報が伝わらない可能性もあります。

また、これは我が家の経験からですが、妊娠から出産にかけて妻は頭がぼーっとしていることが多く、話を聞いても頭に入らずスーッと抜けてしまうことがよくありました。

みんながみんなそうではないかもしれませんが、2人で聞いておいたほうが安心です。気になることがあれば直接その場で質問できますし。あと、あまり考えたくありませんが、問題が出てきた場合も先生から直接聞いた方がいいかもしれません。

2つ目は、エコーで実際に動き回っている姿を見たり、心音を聞くことができるからです。

妊婦健診に同行しない場合、健診のときの赤ちゃんの様子を知るのはエコー写真になると思います。確かに写真で見ても週数が進んでくると次第に体の形がはっきりしてくるし、大きさも書いてあるので成長を実感することはできると思います。

しかし、写真で見るだけなのと、現地で実際に動いてる姿をみたり心音を聞いたりするのとでは実感がまったく違います。

実際に動いているものを見て、音を聞くのは大事です。

特に普段自分の体で感じることのできない男性にとって、この機会はとても貴重です。赤ちゃんがママのお腹の中で育っているんだと実感するチャンスを逃すのはもったいないです。


一番は自分のペースで過ごしてもらうこと

誤解しないでいただきたいのは、家事をいっさいするなということではなくて、あくまで妊婦さんの気分でやればいいというふうに思っています。

たとえば横になっていたときにYouTubeでみた料理を気晴らしに作ってみるとか、調子のいいときに普段遊んであげられない子どもたちと遊んであげるとか。

ただし、いざやってみたけど予想以上に疲れてしまって中途半端な状態になっていることも普通です。

そんなときは、嫌な顔せずに出しっぱなしになっている調理器具を洗ったり、食器を片付けてたり、散らかったままのおもちゃを片付けてください。たとえ中途半端でも自分のやりたいことが少しでもできたのは喜ばしいことです。

妊婦さんは余計なことを考えずに自分のペースで毎日を過ごしてもらうのが一番だと思っています。

最後に

僕が気をつけていることを書きましたが、何をしてもらうのがありがたいのかなんて個人の体力や性格、仕事や家事のスキル、家庭の状況なんかによっても違ってきます。

一言で言えば「夫婦で話しあって決めてください」で終わりです。

ただ、話をするにも具体的な項目があったほうがわかりやすいと思ったので、思いついたものを書かせていただきました。まだまだあると思いますので、追記するかもしれません。

読んでいただいた方の参考になればうれしいですし、我が家ではあれは別にいらんけどこれをやってもらったほうがありがたいよ、なんていう話し合いのネタにしていただいても構いません。

少しでも妊娠中の夫婦のお役に立つことができれば、うれしいことこのうえありません。

生後しばらくしてからママがパパのことを教育するなんてバカなことはやめて、夫婦で一緒にママパパになって二人三脚で進みましょう。

みなさんが早く元気な赤ちゃんに会えることをお祈りしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?