カロカン・ディフェンスを指そう①

チェスのオープニング紹介、第4回はカロカン・ディフェンス。
低い陣形でピース交換をし、ポーンストラクチャーの良さを生かしてエンドゲームで勝つことを主眼としている。
日本では、日本人2人目のインターナショナルマスターの小島慎也氏が得意としている。
現在、世界トップクラスで指されることは稀だが、19世紀後半から指されている伝統あるオープニングである。

1. e4 c6 2.d4 d5

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カロカンの出だし。白がセンターポーンを並べた瞬間に反撃する。

2. Nc3(Nd2)

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ここでは、3.e5(アドバンス・バリエーション)や3.exd5(エクスチェンジ・バリエーション)も有力。

3...dxe4 4.Nxe4 Bf5

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クラシカル・バリエーションと呼ばれている変化。
ここでは、4...Nd7(モダン・バリエーションもしくはシュタイニッツ・バリエーションと呼ばれる)も有力。第12代ワールドチャンピオンのアナトリー・カルポフが得意としていたことから、カルポフ・バリエーションと呼ばれることもある。

5.Ng3 Bg6

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以下は6.h4や6.Nf3が考えられる進行だ。

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Hiromasa Saito
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