同じカメラを複数台持つ理由
カメラ好きでもほとんど見られないと思う同一機種の複数台持ちですが、
まあ、メインカメラとサブカメラで同じものを持つ二台持ちはおられると思います。
三台以上はどうでしょうか?
いなくはないけど稀有ですかね。
昔はカメラが高級品で、一家に一台あれば用が足すもの。
そんな感じでしたが、一時期カメラがそんなに高いものではなくなって。
かといって複数台持っていても、違う機種だったり、コンパクトカメラと一眼レフとかだったり。
わたしは一応プロなので、メインカメラとサブカメラを最低持ちます。(仕事の場合)
一眼レフの醍醐味として、レンズを交換して広角から望遠までの撮影をカバーできるというのもありますが、
基本わたしは現場でレンズ交換はしません。
カメラボディ一台に対してレンズは一本です。
カメラボディ二台ならレンズは二本、それぞれにつけたままです。
撮影内容によってレンズは全く違う焦点距離だったり、ほぼほぼ同じ焦点距離だったりします。
場合によっては二台どころではなく、三台、四台を持ち歩くこともあります。
レンズは焦点距離の違うズームレンズだったりしますが、カメラボディはなるべく同じものを使用します。
同じカメラボディを使う理由として、操作が同じ、露出の傾向が同じ(分割測光式の場合)ということが挙げられます。
デジタルカメラだと色味が同じ、というのも
結構重要かもしれません。
まあそれも過去のことで、現在はカメラボディは違うどころか、メーカーでさえ気にしません。
ニコンの一眼レフにレンズ装着して、もう一台はキヤノンの一眼レフだったりしますし、
一台は一眼レフ、もう一台はミラーレスだったりもします。
そこが変わった時期として、カメラがデジタル化されたあたりだと思いますが、
これは仕事の場合のみです。
個人的にスナップ撮ったり風景撮ったりなどの場合は同じカメラを使うことは稀有です。
35㎜判と中判カメラを持って歩いたりもします。
以下の話は仕事での撮影限定です。
フィルムカメラ全盛期からカメラを使っているのですが、仕事でチャンスをロスすることのないようにするには、フィルムカメラではフィルムのチェンジのタイミングが重要です。
ここぞというときにフィルムが撮影枚数ゼロになっては困ります。
そこでサブカメラが必要です。
この場合のサブカメラはメインカメラが故障したらの時の保険ではなく、どちらもメインカメラです。
さらに重要な撮影の場合はプラス一台を用意していました。
フィルム交換のタイミングがなかなか取れない場合のスペアです。
一台のフィルムを使い切ったタイミングでフィルム交換ができない場合は二台目にスイッチします。その時に使い切ったフィルムは自動巻き戻しできるカメラなら巻き戻しちゃいます。
二台目のカメラのフィルムがなくなる前にタイミングを見て一台目のフィルムを交換します。
デジタルカメラを仕事で使うようになっても、その名残で同じ機種をサブカメラに選んでいましたが、他に選択肢があるのならそれでもいいかと考えるようになりました。
デジタルだと、同じ機種をほぼ同時に購入しても、次世代機が早く出る。となると手持ちのカメラが古くなります。
まあ古くてもいいのですけど。
次に出るカメラを考慮して手持ちのカメラを元に買い足すのが自分のカメラの増やし方です。
増やし方、っていってますが、
わたし、手持ちのカメラはここ最近手放していません。
増えるんです。
最近カメラを手放したのは友人、親戚に譲渡したのみです。
それもまた中古で見つけたら買ってしまうかも。
今、特定のカメラ以外は定価を考えたらなにこの値段、という金額で買えてしまいます。
フィルムカメラのオートフォーカス一眼レフなんかびっくりしますよね。
話がズレてきましたが、仕事で使っていたカメラが安くなってて、それが結構仕事でよく使っていてお気に入りだったら今使わないのに増やしてしまいます。
ただし、自分の基準でこりゃ安いというものを。
出来上がった写真を見ても、何のカメラを使ったかなんて大して重要じゃないんです。
個人のこだわりがあるだけで、カメラはあくまでも手段で、できたプリントなりが結果です。
フォトコンテストに使用カメラ、レンズ、データが必須だったりしますが、
写真展の写真にいちいちデータついていますか?
(そういう場合もありますけど)
写真美術館の展示写真に使ったカメラの記載がありますか?
まあ、何言っているのかわからない文章ですが、
まとめると、
仕事で必要であるため(仕事をするうえで便利だから)
そのカメラが好きだから
だって安いんだもん
こうした理由で同じカメラを複数台持つ人が出来上がります。
あ、はい。
わたしの個人的な話で、皆さんには当てはまりませんよね。
……きっと。
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