![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101123876/rectangle_large_type_2_2cd630c41e1233a7d8a97159a186e832.jpeg?width=800)
ウチのカメラさんたち 16
Canon MC クオーツデート
Canon MC の裏蓋にクオーツデートのデータバックを標準装備したモデル。
機種名の「MC」は「Micro Compact」の頭文字だそうな。
たしかに小さい。
この時期のカメラとしてだけれども。
オリンパスのXAのオートフォーカス版っぽい。
そう思わせるのは、ボディ一体の様に脱着できる外付けスピードライトやレンズバリアのスタイルだと思う。
もちろん、XAと違いフルオートカメラで、オートフォーカスや、フィルムの送給もモーターでフルオートなのでその分大きい。
また、レンズバリアの開閉に連動してアクティブオートフォーカスの測距窓も開閉するギミックが、XAの距離計窓がレンズバリアに連動するのと似ているとも思う。
ボディカラーはブラックではなくブルーグレー。
同じキヤノンのT50とかT70も真っ黒ではなくて、
グレーだったと思うので独自性を持たせたかったのかな。
![](https://assets.st-note.com/img/1679725802423-TMVD7lf6Nf.jpg?width=800)
同時期のオートボーイ2が38㎜だったのに対して
35㎜にこだわる人にはいいかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1679725801495-NhQEJtnn51.jpg?width=800)
UNLOCKは外付けスピードライトの脱着ボタン
セルフタイマーレバーはフォーカスロックも兼ねていて、
スライドさせたら手動でレリーズする。
そのままだとセルフタイマーが作動する
![](https://assets.st-note.com/img/1679725802493-fHfGw57t8r.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1679725802235-NmXwtig65o.jpg?width=800)
一体感のある外付けスピードライトはカチンと差し込むだけで装着可能。
ただちょっとぐらぐらする感じなので、
強度とか考えたらオリンパスXAシリーズのようにねじを締める方がいいかも。
着脱を素早くしたい場合はこちらの方に分がある。
電源は単4乾電池2本、外付けスピードライトの電源も単4乾電池2本である。
オートフォーカスのステップ数は公表されていないが、そんなに多くないはず。
当時の定価47000円はちょっとお高い感じ。
クオーツデートモデルは5000円高の52000円となる。
外付けスピードライトは7000円
わたしの所有する状態だと59000円となる。
廉価な一眼レフ買えますね。(笑)
高すぎたのか、廉価バージョンのMC10が後から発売されるが、オートフォーカスがパンフォーカスに、それに伴いレンズも35㎜F4.5になる。
それでもボディのみで定価36000円。
フィルムの自動送給はまだまだコストがかかったのかな。
ちなみに同時期のオリンパスXA2(ゾーンフォーカスでフィルムは手巻き)はボディのみで定価28800円でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?