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音けっと レポート。

 しばらくぶりです。

 この前の日曜日……12月2日は大阪・なんばにて『音けっと~第二楽章~』に一般参加してきました。

 音声オンリーイベントは全くの初体験だったので「どんなもんかな~……?」と感覚的に理解できないまま向かっておりました。

 それでも 音声作品を制作する知り合いの方……GENERAL DOGさん、マキNOTEさん、そして 関西創作交流会の主催のヴァレーさんなどもサークル参加されていたので、応援する意味も込めて行ってまいりました。

 まず、何となく廻っていると ヴァレーさんのスペースに辿り着いたので挨拶。委託されたらしい音楽作品とヴァレーさん完全オリジナルの作品を頒布されていました。ヴァレーさんはクラシック系が得意分野ですね。ピアノ中心の楽曲とか凄くドラマティックで心を打たれます……。

 こう言っちゃなんですが、ヴァレーさんはサークル参加するのはまだ場数を踏んでいないのか、ご本人も「どうも場から浮いちゃって疎外感あるなー……」などと仰っていました(苦笑)

 次にGENERAL DOGさんとマキNOTEさん。どちらもボイスドラマを制作し続けているサークルさんで 今回も合体サークルでのご参加でした。ご両人ともお互いの作品の共同制作者なので 常にお互いを助け合っています。GENERAL DOGさん主導だと犬将軍さん。マキNOTEさん主導だとマキノさんが脚本と監督をそれぞれ務めてらっしゃいます。GENERAL DOGさんはシリアスなファンタジー中心、マキNOTEさんは現代コメディ中心の作風です。

 何か作品を買って支援したかった(勿論 親交があるからだけでなく 作品が面白いからですが)のですが、残念ながらご両人の作品はCDもダウンロード販売も 頒布されていたものは全て既に持っていたので 何も買えませんでした。むしろ カントリーマアム(あまおう苺味)をいただきました。せめて こちらもお菓子とかのど飴とか そういう差し入れを準備しておけばよかった……久々のイベントで色々頭から抜けておりました。

 知り合いのサークルさんとのやり取りはこんな感じ。順番が前後しますがここからは会場に到着してからの僕の行動。

 会場は大会議室(だったかな?)。出入口で入場料を払う。入場証代わりに渡されたのが 音けっと印の紙袋。持ち運びしやすくて よい計らいですね。あと入場してすぐ近くの運営さんのスペース? からブラックサンダーを無料で配布されました。カロリーメイトで軽食を取っただけなので腹持ちのいいお菓子を貰えてラッキー! 

 さて、肝心の音声作品オンリーのイベントの感想ですが……正直 始まるまで少し甘く見ておりました。

 同人誌即売会の為に貯めた(そう。500円病の素になった習慣)500円玉や100円玉の山。総額実に10000円也。小銭入れにパンパンになるまでしこたま詰め込んでいたのでした。

 しかしこれだけ予算を用意しつつも……「イヤイヤ、まさか今回音声作品だけで1万も使わないでしょ~ 5千円ぐらい使ったら多い方じゃね?」などと高を括っていると。


 使っちゃったんですよ。10000円きっかり。


 音声作品オンリーとなる以上、半ば必然的に音声CDでの頒布となるので 手持ちは紙袋に収まるほどコンパクトで軽い。それは良いのですが、全体的に価格設定が強気なサークルさんが多かった気がします。

 もしかしたら 書店に置かれている漫画本などは500円ぐらいで、オールジャンルの同人誌即売会などだとそこそこのボリュームの漫画本で500円前後……というのに倣ってか、CDショップで置かれているCDはシングルでも1000円ぐらいだから 音声作品も1000円ぐらい……と考えている人も多いのかもしれません。

 でもまあ、僕は本以外の作品に関しては門外漢なので 価格設定に関しては何も言えませんね……作曲やボイスドラマ制作も同人誌を出すのとは違った苦労や費用があるのでしょうし。

 取り敢えず。僕はゲーム音楽や著作権フリーの有償素材として使っていい音声作品に関心があったので はじめはそういうサークルさんを訪ねていきました。

 実際、ゲーム音楽が好きな人は沢山いらっしゃいました。

 自分で短中篇ぐらいのRPGのシナリオを想定(イメージ)してそれをそのままシチュエーションごとのサントラのような感じでCDにしているサークルさんもおられました。オープニングとかその次のプレイヤーが名前を決めるシーンとか……あのサークルさんとは旨い酒が呑めそうだ。僕は下戸だけど。

 時間の関係でだいぶ省略しますが……僕が同人誌即売会へ行きたい欲求が高まっていたこともあるでしょうが、10000円もの予算があっという間に溶けた理由を再確認しました。

 『私はこれが好きなんだ!!』という熱意や愛です。

 好きだ! という気持ちのみを携えて、それを形にしたものを頒布する場に大勢の人が集まれば……きっとそこに同人イベントとしてのジャンルはあまり関係ないのでしょう(まさにそれが好きなんだ、と言う人が来ますし)。それだけで会場全体に言いようのない魔力と言うか、活気に満ちた超エネルギーが生まれるのですね。そのエネルギーに充てられて 頒布する側、される側とお金と共に作品への愛を共有する……そりゃあ お金もあっという間に無くなりますよね。

 ちょっと体調が優れなかったせいか 後日の仕事に影響が出てしまったのですが、『好き』という気持ちを分かち合い、対価を払い、コミュニケーションする、という 同人イベント特有の愉しみを確認できただけでも

大きな収穫でした。買わせていただいた作品はまた後日ゆっくり鑑賞します……。 

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