【教育】スクールロイヤーの意味づけと学校との関わり
スクールロイヤーというのは、直訳すると学校弁護士です。
このスクールロイヤーについて、文部科学省、各教育委員会、学校、日本弁護士連合会、各弁護士会で定まった定義はありません。
日本弁護士連合会による定義を簡単に述べると子供のために学校に助言する弁護士ということになります。
このスクールロイヤーというのも、どんな関わり方をするのかについても一様ではないです。
驚いたのですが中には学校で教員をやりながら他の教員の相談を受けているスクールロイヤーもいます。
学校の常勤ということもあれば非常勤ということもあるようです。
多いのは常勤、非常勤で雇われるというのではなく、法律事務所に所属して第三者として独立した立場で業務委託を受けて助言するという態様ではないかと思います。
さすがに弁護士であればみな教員の免許があるわけではないですからね。
この他、校長会とか教頭会とか研究会、勉強会という団体から依頼を受けて助言することもあるようです。
要するに学校と何らかの関わりをもって助言するという弁護士がいるということです。
弁護士業務も多様化しておりますが、こうした学校との関わりというのは従前はなかった分野で、今ではスクールロイヤーという概念が浸透しつつある状況ではありますがそれでも法的思考が手薄な分野と思います。
徐々に広がりを見せていければ10年後は今より一定程度変わるのではないでしょうか。
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