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hirokutsu 機材の遍歴

2年に一回のアパートの更新にて、バジェットが減り、ヒーヒー言ってました、hirokutsuです。(笑)
この回は長くなりそうです。目次を用意しておきましたので、読みたい所まで飛んでいただいてもいいかと思います。
それでは、いままで使った機材を出来るだけ書いてみたいと思っています。

単体シンセ演奏期

YMOに出会い、”なんじゃ?この音は???”と思ってから、子供なりに色々調べました。
どうやらシンセサイザーと言う楽器らしいぞと。
楽器屋さんに見に行ってみよって事で、うちの近くのローカルなデパートの4階に入っていた山野楽器さんに行ってみました。
最初はYAMAHA CSシリーズやRoland SHシリーズの黎明期だったように思えます。そこで買ったのがモノシンセで音が太いYAMAHA CS01でした。
今のDAW時代には信じられないかもしれませんが、MIDIという規格が無かった時代も、僕は経験しています。
その頃の事から書いてみます。僕が中学生だった頃に遡ります。

カラーが色々ありました。リンクを飛んでYAMAHAさんのページに行くとグレーの本体ですが、これ赤とかブルーとか黒とかあったので、僕は黒を選びました。
単音しか鳴らない、モノフォニックシンセサイザー。
実は音が太くてラインアウトも装備しているため、レゲエの制作現場(ジャマイカらしい)ではベース音をこれで弾いているなんて話もあります。(真偽のほどはちょっと・・・w)

これもカラーがありました。グレーの筐体が一番有名かもですが、発売から少し経つと、カラーがブルー、レッドと出た覚えがあります。僕はグレーのやつを買いました。
こちらは現在もシンセの教材としても使えると思えるほどの、整然とした設計と出音。モノシンセの代表選手と言えるベストセラーだと思います。
出てくる音もRolandらしい音で、ステップシーケンサーも付いて、かなり遊べました。

これはサウンドエンジンはほとんどSH-101と変わらないもののシーケンサーが主体です。と言っても同時に鳴る音は1つ。CV/GATEのライン2本でSHやもう一台のMCを繋ぐと2音鳴ると言う、今では悲しすぎる仕様でした。(笑)
小さな液晶の窓にてキーと音の長さなどを指定していきます。気が遠くなる作業でした。確かカセットテープにデータをセーブ出来たと思いますが、それもまた専用のレコーダーが必要だったように思えます。
まだまだ技術が黎明期と言える時代だったですね。

ここからMIDI規格が始まり、端子が付きます。しかも僕史上初のポリフォニック!!これで和音が弾けるようになりました。まだまだ6音の最大発音数でしたが、それでも楽しかったです。
高校に入った頃だったと記憶しています。これでYMOのコピーバンドを組んで、文化祭に出たんですぅ。(笑)
現在でも人気のあるシンセですよね。僕も重宝させてもらいまして、かなり長い間使わせていただきましたが、最後の方は鍵盤も利かなくなってしまい、音源のみを使用したりもして、最後は楽器屋さんに売ってしまいました。

これもかなり重宝したシンセサイザー。YAMAHAのFMシンセの廉価版です。
流れとしてはDX-7のような感じの音です。でもDX-7は6オペレーターのFMシンセに対しこちらは4オペレーター。使える波形に変化があるものの、あまり深いエディットは出来ない感じだったように思えます。
実は僕は加算合成シンセでくじけたタイプ。もうこの辺からは音作りと言う事はしなくなってきました。少しプリセットをいじって使いやすくする。そんな使い方が主流になっていきました。

DTM黎明期

PC周辺機材

本格的に音楽を作ろうと決意した時に使う機材について、プラットホームについて、今でもあるMacにするかWindowsにするかという問題がこのころからありました。
僕は最初Macにしました。使うソフトのバリエーションが豊富だったのです、このころは。
音楽ソフトはPerformerかVisionを入れると言うのが主流だったと思います。現在もあるCubaseなどはもう少し後のお話。
LCⅡというのはMacのピザケース型のPCで、この後も同じタイプのLC475等も使いましたが、割愛させていただきます。

僕はソフトにVisionを選びました。横向きにトラックが動いていく(ピアノロール)のはPerformerもVisionも同じなのですが、Visionはデータの塊となるシーケンスと言う概念の中にサブシーケンスと言う補助概念があり、これを使うとパターンを並べていくドラムマシンの様な作り方が出来るので、こちらを選んだのを覚えています。

これはMIDIのインターフェース。たしか8台まで繋げられるというかなり高度なものでした。後々に音源が増えていくことを考えて、このインターフェースも購入。
このMidi Time Pieceはアウトボードを使った時期と言うか、全てをソフトシンセで賄うようになるまで使い倒しました。
名機かも。

現在も販売されているDAWソフトの草分け。いわゆる”アシッダイズ”と言う言葉もあるくらいのもので、テンポが違うサンプルを並べても、きちんと設定した店舗に揃ってしまうと言う代物。
このAcid。Visionのかなり後に出てきましたが、このソフトを使いたいがために、この後はWindows派になるのでした。

MIDI音源

何から買って使ったかは余り記憶が定かではないのですが、当時一番重宝した音源がJV-880だったと思います。8chマルチティンバー音源で最大28音まで出せると言う優れもの。音のクオリティも申し分なく、あまりに使い慣れた僕は、後述のJV-1010も使うのでした。

サンプルをPCの中か外か問題が昔はありました。僕は途中までは外でした。その時に使っていたのは、このS-01。いわゆるAKAIのSシリーズはもっときちんとしたのもあったんですが、まだまだ手が届かず、エントリーモデルのこのS-01を愛用していました。16bit32Khzのモノラルサウンドで、RAMは2MBまで広げて、だいたい合計30秒くらいのフレーズが入りました。
フレーズサンプリングが流行り出した頃の愛用機でした。

あまり知られていないですけど、ワークステーション的なシンセがKORG M-1などで流行っていた頃に使っていたラック型ワークステーション。
とは言え、PC側でだいたい全てを管理しちゃってた僕は、あまりこの多機能さを引き出せなかったかもしれません。
音源はYAMAHAのFM音源からの流れを汲むAWM2と言う音源。ただ、普通の減算式のフィルターも積んでいるのが特徴でした。

JV-880に続き、Rolandの音源を使いました。これの上位機種であるJV-2080というのは、一時期かなりのプロのスタジオを席巻するほどの名機なのですが、お金の無い僕はこちら。(笑)
JV-880もですが、エクスパンションボードと言うものがあり、これを付けると音数もプリセットの数も増えると言う代物でした。

DAW期~現在

DAW期と銘打ったのは、一応PC以外、ソフトだけでなんとかなっちゃうような環境になってからと言う事にしておきます。
それまではPCの他に音は音源として別にシンセやボードがあったり、エフェクターやインタフェースがあったりしたのですが、現在はそんなことないですよね。(もちろん様々だと思いますが)いわゆる現在の形態になってからを書いていきたいと思います。

実はAcidを使った時期から長ーく使っているDAWソフト。
初期のVer.1.0から愛用させていただいております。
始めはソフトシンセの音が良くて選んだのですが、とてつもなく正常に成長を遂げて、使い勝手はそのままの立派なDAWソフトになりました。
自分のラック(バーチャル)に好きな機材(ソフトシンセ)を積んでいくと音楽が出来上がるという見た目も楽しいソフトですね。
開発・販売を扱う会社が一度も変わっていないのも嬉しいです。
北欧、スウェーデンのプロペラヘッド(Propellerhead)という会社が一貫して開発・販売までを行っているのです。

もうこれは誰もが知っている(かな?)でしょう、DAWソフトの金字塔。
2つのビューでサクサク作れます。
オーディオもMIDIもシームレスに扱えるって言うのが、発売当初はセンセーショナルでした。
僕は音ネタ(サンプル)を主に使っちゃうので、セッションビューにて音を並べて、かなりリアルタイムに近い感じでマウスでプレイをしちゃいまして、それをREC。
その後アレンジメントビューで横方向にエディットしていく感じが多いです。

編集後記

全部読みました?(笑)ご苦労様です。
書いててこれだけ疲れるから、多分全部読んでくれる方々は、きっととても我慢強い方々なんだと思います。ありがとうございます。

プラグインは?と言う声があるかもしれません。
どーしよーかなー??と。(笑)
これはさすがに書けないかもしれないなぁ、と言うのが現在の実感です。
プラグインの世界はもうシンセ以上に深遠で、使っている数も多ければ、用途も多岐に渡っていますので、何かいい考えが生まれたら、別で書いてみるかもしれませんが、あまり期待しないでいて下さい。(笑)

もう、どう考えても残された時間が少ないhirokutsuですので、覚えているうちに出来るだけ書いておこうとした次第です。
愛すべき機材たちの一部を解説してみました。
思い出したら、また書き足す感じにしたいと思います。

それでは失礼します。


サポートありがとうございます。 現在は有料の記事を書いていませんので、お気軽に読んでくださいね。 思った事、聞いてみたい事なども色々書いてみてくださいね。