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【解説】言語化プチワーク「成功とは?」皆さんの定義と、これをどう活かすかを解説します


毎週水曜日に、
公式LINEで、「価値を言葉にするプチワーク」と題して、
言語化に役立つワークを配信しています。

土曜日までに集まった皆さんの事例をもとに、
月曜日にnoteに解説記事を書きます。

さて、先週水曜日のプチワークは、


👑 あなたにとって「成功」とは?
1、〇〇であって、△△ではない。

2、成功の必要条件3つ
(〜であること)


を教えてください。


でした。

さわらぎの場合(例)


1、成功とは、続くものであって、瞬間ではない。

私にとって成功とは、
一瞬で終わるものではなくて、続いていくもの。
最大風速を目指すのではなく、
ゆるくてもずーっと続いているもの。

2、成功の必要条件 3つ

● 再現性があること (自分ができる、だけでなく、同じことを誰かもできる)
● 幸せであること (成功したけど不幸、は、私の中では成り立たない)
● 人を巻き込んでいること(自分だけが成功している、ではなく、誰かと一緒に成功している状態)

みたいな感じです。
と、LINEで例をお伝えしました。
(これ、私の例を書くことで、けっこう皆さんの回答が
引っ張られるというか影響されるので、
事例いらないかなーと思うのですが、
例がないとどう書けばいいかわからない人もいるので、
一応書いてます。
例がいくつかあるといいのかなーと思うけど、
まぁそれを考える時間がないので、1例にしてます)


<解説>よく使う言葉に「自分なりの定義」をつけよう


さて、このワークは、つまり「言葉に自分なりの定義をつける」ということをやっています。

話が噛み合わない、
相手の言っている意味がわからない
というときは、たいてい「同じ言葉を、別の意味」で使っていたりします。

たとえば、
「合コンに可愛い女の子連れてきてヨォ」とA男さんが言ったとして、
女性がつれてきた「可愛い女の子」が、ぜんぜんA男側のイメージとずれていたりする。よくあるシーンです。
A男が思う「可愛い女の子」は、童顔でなんでも受け止めてくれそう系な女子、
女性側が連れてきた「かわいい女の子」は、キリッと今どきメイクで仕事ができるバリキャリ
みたいな。まぁ、定義がずれているのです。

ビジネスでクレームが起きたりするのも、定義がずれているから。

たとえば、「3ヶ月で、起業家として成功できます!」
広告に書いてあったとして、
なにを「成功」とするかは、人それぞれ。

Aさんは、「苦労せずに、ラクして稼げる=成功」と思っている、
Bさんは、「自分の能力を発揮して稼げるようになること=成功」と思っている
Cさんは、「家族に応援されて、好きなことを仕事にする=成功」だと思っている。

売り手の成功の定義が「私の商品を、あなたたちが代行販売して、売り上げを上げる=成功」だったとしたら、
「好きなことを仕事にする」とか「自分の能力を発揮する」とかを成功だと定義していた、BさんやCさんの望みは叶いません。

なのに「成功?」
「成功したーい」
成功、成功、ハート
みたいな感じで、「何を成功と定義するか」を考えずに、
物を買ったりするから、無駄になる。

売り手側も、「何を成功と定義するか」を伝えずに売るから、
「こんなのがほしいわけじゃなかった!」「詐欺だ」みたいなクレームになったりする。


定義1)○○であって、△△ではない

さて、「言葉に自分なりの定義をつける」方法としてわかりやすいのが、
○○であって、△△ではない を決めること。

たとえば、「可愛い女の子」の話で言うと、

可愛いとは、性格であって、見た目ではない。(またその逆も然り)

可愛いとは、主観であって、客観ではない。(俺が可愛いと思えば、それが可愛い)


同じく「成功とは、○○であって、△△ではない」を決めることで、
自分が何を大事にしているかが、明確になります。


定義2)必要条件をあげる

ふたつめは、「必要条件」を決める。
必要条件とは、それがないと00として成り立たない条件のこと。

「成功」というものを定義するときに、
この3点は絶対欠かせないと思うものです。

たとえば、私が性別に関係なく、人を「カッコイイと思う人」の必要条件は、たとえば、
●仕事ができる
●声がいい
●怒鳴らない

です(個人的な好みの話)

3つに絞るから、明確になる。5も10もあげると、定義として成り立たなくなってきます。

この3条件の粒度を揃える(同じぐらいの荒さの定義)っているのが、ポイントなんですが、それはちょっと高度な話なので、ここでは一旦横に置いておきます。

「カッコイイの必要条件は、たとえば、吉高由里子みたいな」というような、個別具体的な例を持ってくるのは無しです。それは必要条件ではない。


<解説>「成功」以外にも、よく使う言葉を、自分なりに定義してみよう。


ぜひ、みなさんも、自分がふだんよく使う言葉に、自分なりの定義をつけてみてください。

成功、幸せ、自由、時間、面白い、センス、仕事、家族、愛
とかそういう 大きな言葉を定義するもあり。

仕事でよく使う言葉も、自分なりの定義をつけたいものです。

キャッチコピー、デザイン、片付け、チーム、オフィス、リーダー、店舗、
インターネット、SNS、

1、〇〇であって、△△ではない。

2、必要条件3つ
(〜であること)

ぜひやってみてください。


皆さんの事例、どれがわかりやすく伝わりますか?


土曜日までにLINEにいただいた回答のうち、
1、〇〇であって、△△ではない。
2、必要条件3つ
(〜であること)
の書き方に当てはまっているものを、ご紹介します。

(違う書き方で送ってくださったものが多かったのですが、書き方が違うものは、ここには載せません。
プチワークは、一旦、フレームに沿って考え言語化することに意味がるからです)

1、成功とは、自分が歩いてきた道のりそのものであって、他人が決めるものではない。

自分の成功について、
他人から賞賛を得られることもあるかもしれない。
でも、成功の定義は自分で決める。
自分の歩いてきた道のりには、良いも悪いもすべての経験が含まれている。

2、成功の必要条件 3つ
● 気分が上々であること(まわりも愉快)
● 誰かに伝えたくなること(分かち合いたい)
● チャレンジするのが当たり前であること(失敗も成功のうち)

1 私にとって成功とは、気持ちが形になること。
抽象が具体になることで初めて影響力になる。

2 成功の必要条件
●喜び合えること
一人勝ちでは、成功とは言えない

●温かな気持ちがベースにあること
妬み嫉み見返してやろうは、虚しい。負けたくないは、何のためにがポジティブならいいと思う。

●広がりがあること。
点で終わらず、線になり本面になり連鎖があること。

1、過程の一部を切り取ったものであって、結果ではない。

2、成功の必要条件3つ
●試行錯誤を積み重ねた先に見えるものであること
●振り返るとき苦しさより楽しい記憶がよみがえるものであること
●他の事柄にも応用できる本質を見出せるものであること

1、成功とは人々に変化が起きることであって、自分の名声ではない。

2、成功の条件
●私も、周りも、社会も幸せになっている
●失敗も学びに変える
●やめないこと

1、成功とは、その時の自分がスッキリする(納得がいく)ものであって、モヤっとする、モヤモヤが残るものではない。

2、成功の条件3つ
●三方良しであること。
明日から恨まれたり、お互い憎み合うことや刺される恐怖はない。
●シンプルであること。
今後違う場面でも、その場に応じて変われるだけのゆとりがある。
●これからの広がりを予感させるような、可能性があること。
 そこが頂点ではなく、そこから派生したり、次につながるような雰囲気、可能性をもっていること。

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