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3人子育て中の起業家が、「夕方余裕で過ごす」ための時間のつくり方

こんにちは、コピーライターのさわらぎ寛子です。

私は今、小6男子、小3女子、保育園年長男子の3人の子育て中です。
ひとりめの妊娠出産時は、会社員で、会社初の産休育休を取ったものの、半年後に会社とうまくいかなくなりクビ同然で退社。
そこから、ブログやSNSで発信することでゼロから仕事をつくってきました。

今はコロナでオンラインに変更していますが、2月までは、毎月東京に出張に行き、月に5~6日は朝から晩まで講座やセミナー。企業研修で遠方に出張に行くことも多かったです。

本を出したり、ブログやメルマガを書いたり、頻繁にSNSを更新したり。

「どうやって時間作っているんですか?」とよく聞かれます。

「子どもが3人もいて、バリバリ仕事もしていて、忙しいでしょう」とよく言われます。

そこで今日は、私がやっている「時間のつくり方」の話をしていこうと思います。


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とにかく朝が命!夏は4時起き、冬は5時起き


子どもや家族が起きてくるまでが、最も集中できる時間。朝ごはんまでに「一仕事終えている」のが理想です。

私は今、4時に目覚ましをかけて、4時10分から仕事スタート。
朝起きてすぐに集中するのはなかなか難しいかもしれないので、

4時~5時:動画で学ぶ、or 読書
5時~6時:原稿執筆(自分の本、それがないときは、noteやブログ)
6時~7時:5時台の続き

7時~9時:朝ごはんや家事

9時~12時:午前中の仕事(集中力が必要なもの)

という時間割で動いています。

4時~5時のまだ頭がボンヤリしているときに、頭を起動するためにも、読書や動画教材で学ぶのはおススメです。
私は自分でも動画教材を作っているので、リサーチもかねて、いろんな人の動画教材を購入し(無料のものも含めて)視聴しています。

5時になったら、本格的に「書き物系」の仕事をスタート。自分の本の原稿があるときは(今、3冊目の著書を作っています)この時間に集中してやります。
他にも、ブログやメルマガを書いたりするのがこの時間。

朝の時間をいかに集中して有効に使えるかで、一日が決まる。と言っても過言ではないと思っています。

そういえば、わが子は3人共夜泣きがけっこうひどかったので、末っ子が2歳ごろまでは、朝起きるのがつらいときもありました。それでも、早起きだけは死守して、朝の時間に原稿を書いていました。
しんどかった時があったから、今は余裕で朝起きられます。

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22時就寝を目指す

どうやって朝早く起きるか?というと、それはもう、「早く寝る」しかないわけです。

理想は、目覚ましをかけずに、4時や5時に目覚めること。

22時就寝が目標です。が、現代を生きる大人で、なかなか22時に寝られる人は少ないのではと思います。
私も、なんだかんだで、23時、24時…と寝る時間が遅くなっていました。
でもそれも、コロナでリセット!

保育園の迎えがなくなった(自粛休園しています)ので、19時からの時間を見直してみました。

19時~食事の準備(夕食の準備は30分と決めています)
19時半 ばんごはん
20時 子どもたちが一人ずつお風呂
21時 子どもたち就寝(小6の長男が真っ先に寝ます)
21時 自分のお風呂→ちょっとSNSして寝る

この流れが理想かなと。
以前は、21時以降に、仕事(原稿を書いたり、資料を作ったり)をしていたのですが、それを一切やめました。
夜に仕事をすると、際限がないからです。動画編集なんかやり始めたら、気づいたら25時、26時なんてこともありました。
そうなると次の日のパフォーマンスは下がるばかり。


「自分の裁量で動けない仕事」を受けない


広告制作会社で働いていた20代は、会社に朝までいることもザラでした。広告代理店の人が夕方「原稿、できてる~?」と見に来て、「ココとココ、もっとこうやって」と指示をして、うちの会社の上司と飲みに行く。その間に現場のコピーライターやデザイナーは、作業、作業、朝まで作業。みたいなことがよくありました。

フリーになってからも、雑誌の編集ライターを請負でやっているときは、夜中、24時過ぎても編集長からLINEが来て、「ここが間違っている!明日10時までに修正お願い」と言われ、眠い目をこすって原稿と格闘していました。(第二子、第三子の夜中の授乳をしながら、原稿を書いたこともあります)

そういう、「他人に指示されて、自分の時間の使い方を決められる」のが私は本当に嫌だ!もうやりたくない!自分の時間は自分で決める!と思ったので、そういう、「自分で時間の使い方が決められない仕事」「締め切りに追われる仕事」は一切やめました。

今も、企業からの依頼や広告代理店からの発注で広告を作る仕事はやっていますが

●締め切りがきつい仕事は受けない

●面白そうだけどスケジュール的に厳しい場合は、自分のスタンスをきちんと話す


ということを徹底しています。
「17時以降はメールやメッセージの返信はできません」
「急な変更等には対応できないかもしれません」

広告の仕事を受けるときは、代理店の担当者に先にこれを伝えています。
「それでも」と言ってくださる仕事だけをしています。
「じゃあいいわ」と言われるなら、こちらもじゃあいいわ、です。

そうやって強気なスタンスで仕事ができるようになったのは、「自分の商品サービスをしっかり構築したから」です。

私の会社の売上のメインは、
●自社主催の講座・動画教材
●企業との年間契約のコンサル業

です。

それがあるから、「単発の原稿依頼」「広告代理店からのコピーライティングの仕事」などの受注仕事に頼らない仕事の仕方ができるようになりました。


ライターやデザイナー、エンジニアなどのフリーランスで働いている方は、「受注体質から抜け出す」ことが、一番の「時間の使い方改革」かもしれません。


頭を使う仕事は午前中、午後はゆったり過ごす

文章の仕上げ方 (5)

脳科学者の茂木健一郎先生がおっしゃっていたのですが、「クリエイティブな仕事(=アイデアを生み出す仕事)は午前中にやるのがいい」そうです。作家の村上春樹さんも、原稿を書くのは午前中だそう。

それを聞いてから、スケジュールの組み方を意識するようにしました。

● 原稿を書くのは、7時までに集中
● 午前中は、原稿や資料作成など頭を使うものメイン
● 午後は、打ち合わせや会議など人と合うもの、事務作業

美容院とかエステとかネイルサロンとか、そういう予定も午後に入れます。

午前中にひとしきり重要なことが終わっていたら、午後からはほんと余裕。
家にいるなら、昼寝もできるし、SNSで人と交流したりもできます。
コロナの外出自粛になってからは、夕方に散歩に行く日課もできました。

あまり頭に負担をかけずに出来る仕事をピックアップしておき、午後から時間が生まれたときにやるようにしています。

●会計入力
●メールの返信(これ、別にあさイチにする必要ないと思う)
●次にやりたい仕事の企画出し
●講座受講生さんたちの文章添削
●講座や本に使えるネタ探しパトロール(書店、ネット、雑誌、新聞など)


仕事以外の予定を先にスケジューリングしておく


これは「CITTA手帳」の本に書いてあったのですが、仕事や家族の予定などを入れる前に、まずは自分の予定を入れる。
自分がやりたいことを優先して、先にスケジュールに落とし込んでおく。

これはすごく大事なぁと実感しています。
スケジュールを組んだり、時間の使い方を考えるとなると、つい「どう効率的に時間を回すか」みたいなことに視点が向きがちですが、そもそも「自分の時間をどう確保するか」が最重要課題。

私は、「一人で過ごす時間が大事」なタイプなので、家族との時間や仕事の時間以外に、いかに「自分が心地よくひとりで過ごせるか」を考えてスケジュールを組んでいます。

今は外出自粛でなかなか叶いませんが、通常時には

●ひとりカフェで手帳と向き合う時間
●ひとりで好きなお店にランチに行く予定
●ひとりでホテルで過ごす時間
●サウナやスーパー銭湯に行く
●エステやネイル、テンションの上がる買い物

などの時間を、手帳の中に「真っ先に組み込んで」いました。
仕事の予定は、そのあとです。

子どもの学校や保育園の予定は、年間や月間予定表をもらった際に記入しておき、それ以外の急なものに関しては、
参加できるものだけ参加しよう
というスタンスでいます。

仕事の予定も、急な変更は、対応できる限り対応しますが、無理なものは無理。自分を削って浪費させてまで、相手都合に合わせない。そう割り切ってからは、余裕が生まれたからか、相手に振り回されることが減り、逆に、急な変更を言われても「はーい、了解です~」みたいに対応できるようになりました。

「何にもしない日」を予定に入れておく


そうでもしないと、毎日疲れすぎます。だから、毎月の予定を立てる際に、「この日は予定を入れない」という日を決めてそれを死守します!

家族の予定も入れない。仕事の予定も入れない。

「●日あいてますか?」と聞かれたら「その日は予定が埋まっています」と答える。だって、一番大事な自分とのアポですから。



タイマーで時間を計って、タイムアウトしたらそこで終了!

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タイマーラブ。これは、100均のものですが、家の中のいたるところに置いています。

まず、自分が「どの作業にどれぐらい時間をかけているか」を測りました。

ブログを書くのに、何分?
研修資料をつくるのに、何時間?
受講生の文章を添削するのに、1回何分?

家事時間も測ります。

洗濯物を干すのに何分?
食器を洗うのに何分?
家中に掃除機をかけるのに何分?

数回測れば、平均がわかります。
その平均時間を記録しておき、テトリスのようにマスにはめていきます。

たとえば、「研修資料作成に平均3時間かかる」のであれば、3時間の予定を組んで置き、タイマースタート!
その時間が来たら、もう一旦そこで終了です。
時間が終わっても、まだそれをやろうとするから、次の予定にずれ込んでいく。
決めた予定の時間が来たら、できてなくてもいったん終了!
そのためには、もともと余裕のあるスケジュールを組んでおくことが必要です。

ブログやメルマガなどは、30分で書く、と決めたら、最後まで行かなくても、それで終わり。後で書くのではなく、もう送ってしまうのです。「続きは次回」にしてもいいし、無理やりでも「告知に繋げればOK」。
そのためにも「見直し時間」は始めから取っておきます。
30分で書いて10分で見直し。そこまで出できているものを、送信。
そんな感じで書いています。

意外と、文章が途中で終わっている方が、人は続きが気になるのです。


1日のスケジュールは、前日夜か、朝に書き出す。

余裕があれば、前日に次の日の予定を決めておきます。
私が使っているのは、100円均一の「キャン★ドゥ」で見つけたこちら。

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「スタディプランナー」という商品名なので、勉強用のようですが、仕事の予定にも役立ちます。

手帳を見ながら、今日やることを左側のTODOに書き、それをもとに時間にはめていきます。

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ポイントは、
●これは今日絶対やりたいこと

●まぁ、明日以降でもいいこと
を分けて考えること。

明日でもいいことは、できればやればいいですが、できなくてもOK!

そして、時間にはめるときは、タイマーで計っておいた平均時間を参考に予定を組んでいきます。(始めてやることなら、予測して予定を組み、タイマーで計ります)

「思っていたより早く終わった」時は、次の予定に進まず、「自分へのご褒美タイム」に。
おやつを食べるもよし、コンビニまで行くもよし、好きな俳優さんのインスタを見てニヤニヤしたり、15分でみられる朝ドラの過去回を観たりしています。


以上、子ども3人を育てながら、どうやって毎日を回しているかを整理してみました。

朝時間を有効に使えば、いちばんバタバタしがちな夕方に余裕が生まれます。そうすれば子供にイライラしたり、仕事でミスしたりも減る、というのが実感です。

振り返ってみると、3人目が生まれた時が一番しんどかったけど(一時期は、学校+保育園2か所の3か所のお迎えをしていました)
その時に生み出した知恵が今の自分を助けていくれていると感じました。

しんどい時こそ、工夫をすれば、未来の自分を助けてくれる。

何かの参考になれば幸いです。

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