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「〜になります。」「〜になっております。」は、何かに「なる」のか

【〜になります。〜になっております。】

少し前に話題になった、
バイト語。

「こちら、お釣りになります。」
「300円のお返しになっております。」

文章を書く時にも、意識しないと使いがち。



たとえば、
「こちらが資料になります。」
「お客様の声になっております。」

なります。は本来、
変化を表す言葉。

今年、20歳になります。
のように使う。

いままさに、この場で、何かが資料に「なった」のか?

端的に伝えるなら、
こちらが資料です。
お客様の声です。
でOK




もっと丁寧にしたいなら、
こちらが資料でございます。
お客様の声をご覧ください。
などに書き換える。

たとえば、
「AすることでBが可能になります。」というような書き方もよく見る。



いま、まさに可能になったのであれば、
「Aすることで、Bが可能になりました。」

もともと可能であったのならば、
「Aすることで、Bが可能です。」

未来に可能になることが予測されるのであれば、
「Aすることで、Bが可能になるでしょう。」
もっと確信があるならば、
「AすることでBが可能になるはずです。」

と書き分けると、より意味が伝わりやすくなる。

自分の文章の癖は、自分ではなかなか気づけない。

なんとなく使いがちな
〜になります。
〜になっております。

見直す時に、チェックしてみてください。



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