わたしが手縫い教室を開くまで④
↑この続きです。
その年の秋に、うちの田んぼに稲刈りに来てくれたおりこちゃんとおしゃべりをしていて、手縫いの服の話になったとき、
おりちゃんがお友達のまいちゃんと開いてるカフェで、営業前の店内をつかって、ひろこさんと手縫いでちくちくできたらいいなぁ…♡
って言ってくれたの。
わたしは、おりちゃんにそう言ってもらえたことがとっても嬉しくて
おりちゃんとまいちゃんがお料理の準備をしている朝のカフェで、ちくちくやってる様子を想像したら
わー♡やってみたい!っておもった。
で、
さてどうしよう?
どんな人が来てくれるだろう…?
うーんうーん…
夏にはじめて手縫いの服づくりを教えたときは、最初にふたり、次に3人のお友達が参加してくれた。
私が着ている服の中から、それぞれつくりたいと言ってくれた服を作ることにして、布は、各々で用意してもらった。
裁断と縫い方をレクチャーして、続きは持ち帰って縫い上げるようにしてもらった。
完成したのは、普段から自分で洋裁をしていたり、裁縫に慣れているふたり。
裁縫がはじめてだったり、服づくりがはじめてだったひとは途中までになってしまったみたい。
もちろん、完成しなかったとしても、その時間をとても楽しんでくれたし、こんな風につくるんだぁって知ってもらえて良かった。
わたしは、はじめて服づくりをするひとでも、最後まで縫えるためには??って、考えてみた。
まずは、服が完成したときの達成感と、自分で縫った服を着たときの嬉しさを感じてもらえるのがいいなぁとおもった。
はじめて縫う人は特に
いきなり大きなものからではなくて
小さなものからはじめると完成まで持っていきやすいはず。
それと、布の種類も、すいすい縫える縫いやすいものだと、手を動かすことの気持ち良さを感じてくれそう。
カフェのスペースや時間に限りがあるので
行程をシンプルにしよう…。
カフェでの時間内には最後まで終わらないけれど、
最初に手を動かすことが楽しく感じられれば
おうちに持って帰ってから、じぶんの暮らしの合間に、少しづつでもいいから、続けられるだろうな…
と思いを巡らせた。
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