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今週のEC界隈よもやま話(2020.9.20)

コロナでECバブルと言われているが正しく2極化だ。ショップ・モール・物流では、強者はさらに強者になり、弱者はさらに弱者になっている。

ほぼすべての業界で10-20年かけて変化していくはずだった旧型のビジネスモデルは即死。問答無用で変化をしていかなければいけない状態にあるのは変わらない。


BtoBでも所有するか、借りるか

家具のサブスクレンタルを始める企業が増えている。一般消費者向けだけでなく、法人向けにカッシーナやカリモクなど高級家具をサブスクでレンタルするサービスが増えている。今週開催されていたHREXPOでは、オフィス家具のサブスクレンタルの会社の出展が多数見られた。

ものを所有していない感覚は、自宅にもオフィスにもどんどん広がっていくだろう。


クラウドソーシングサイトの闇

在宅勤務が増えてから、通勤にあてていた時間で副業を始めるケースが目立っている。多くのEC運営業者は、年々専門性が増していく上に激増する業務量をこなすため、うまく外注を利用して人件費負担を軽くしながらクオリティを上げられる仕事の仕方を目指している。

優秀な人材を定着させるため大手も副業が可能になってきた矢先のステイホームで、今までごく一部で囲い込まれていたハイスペック人材が世の中に排出され、スポットで仕事を頼みやすくなってきているタイミングでもある。

クラウドソーシングサイトに登録しているワーカーもピンキリで、価格以上の仕事に大感激するケースもあれば、素人に毛が生えたレベルに落胆することもある。

サンプル転売のニュースにもあるように、クラウドソーシングサイトに登録して、アンケートなど簡単な作業でお小遣い稼ぎをするワーカーが急増。これ自体は決して悪いことではないが、知らずに闇案件にひっかかてしまう可能性が高い。


老舗「パリミキ」日本のワービーパーカーになれるか?

膨大な顧客データを持つ「パリミキ」。ECとリアルをどう融合させていくのかチェックしていきたい。

メガネ業界ではジンズホールディングスに次ぎ、2位のシェアを持つ三城(パリミキ)だが、若者層は完全にJINSとzoffが強く、質を重視する年配層は数年前からメガネスーパーが力を入れている。

おそらく幅広い年代層のデータを持っているパリミキ。どうデータ活用していくかが全てだろう。新鋭のアイウェアブランドにない底力をみせてくれだろうか?


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