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今週のEC界隈よもやま話(2020.8.30)

「オンライン接客」「オンライン会議」「バーチャル展示会」「バーチャルフィッティング」リアルが当たり前だった様々なことが、オンラインへシフトしている。

失くなっていくものと新たに誕生するもので変化や交代がめまぐるしいのは相変わらずですが、急速に変化すればいいというわけではなく、自社や自店の現状を整理し、リソースを最大限に生かせる方向転換の順序を考える必要がある。

他社がはじめたから、とにかくオンライン化だ!の前に、一呼吸置くのは精神的余裕にもなり、焦りからくる判断力やパフォーマンスの低下も防止できます。時代問わず成果を出し続ける人は、最高の選択をし続けたわけではなく、最悪の選択をしなかっただけというケースがほとんど。こんな時こそコーヒー飲んで深呼吸しましょう。


バーチャルフィッティング

paypayモールで始まったメガネとアクセサリーのバーチャルフィッティング。フィッティング姿に多少の違和感はある気がするが、クオリティが上がってきたら、かなり効果が期待できるのではないだろうか。

メガネやアクセサリーはつけた時の印象で決めることが多い。デザインや色が気に入っても似合わないものもある。この失敗体験を減らせるのは大きい。

サクッと購入したい→バーチャルフィッティング

相談しながら買い物をしたい→オンライン接客

のように、なっていくのだろうか。


カーブサイドピクアップは、日本でも流行るか?

カーブサイドピックアップは、ネットで注文した商品をスーパーなど駐車場で受け取れるサービスのこと。自宅以外の場所で商品を受け取るクリック&コレクト(宅配ボックスやドライブスルー形式など、自宅以外の場所で商品を受け取るショッピングスタイルのこと)は、日本ではまだ普及率が低い。コロナ禍の2020年5月でも、日本のスーパーマーケットのネットスーパーの普及率は3,7%、クリック&コレクトは1,6%だった。

イオンで店舗限定で導入されたので今後広がっていくはず。アメリカの事例を見ていると、良い点もあるが注意しなかればいけない点もあるようだ。

待たせない、近所迷惑にならない受け取り場所と道路設計が必要とされるが、withコロナでソーシャルディスタンスが当たり前になり、レジに並ぶことに嫌悪感を覚える人も多いし、前のようには戻れない。注文処理→ピッキング→荷造り→お届けの工程はECと似ているので、ECに力をいれるならカーサイドピックアップ の側面からの検討していくべきだろう。


とまらないアパレルの即死速報

オールドノーマル時代に築き上げたものは、ニューノーマルに適しているとは限らない。だましだまし続けてきたことには容赦無くピリオドが打たれている。

EC業界に身を置いて10年になるけどファーストキャリアは百貨店にあるインショップの販売員だったのと、文化服装卒業してる元ファッション大好きっ子なので、個人的にこの流れには寂しさも感じる。

ただ、コロナ以前から変化の必要性は十分感じていた。

キレイごとを言っていてもしょうがないけど、コロナ前に戻ろうとするのだけは違う、と確信している。


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